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ソニー、地デジを5.5時間視聴できる10.1型ポータブルBD

HDMIから3D出力も。フラット筐体の最上位機「BDP-Z1」

BDP-Z1

 ソニーは、ポータブルBlu-ray/DVDプレーヤーの新機種「BDP-Z1」を12月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後。

 10.1型液晶を備えたポータブルBD/DVDプレーヤー。液晶のパネル解像度は1,366×768ドットで、「ポータブルBDプレーヤーでハイビジョン液晶搭載は初」としている。地上デジタルのフルセグ/ワンセグチューナを内蔵し、受信状況に応じたフルセグ/ワンセグ自動切り替え機能も備える。背面のカバー内部に備えたシートアンテナと、本体左側に内蔵したアンテナの2つで受信するダイバーシティ方式で、受信性能を向上させている。

 ポータブルBDプレーヤーで最長という、約5時間のBD/DVD連続視聴が可能。地デジは最長5.5時間視聴できる。本体の外形寸法は約263×210×34mm(幅×奥行き×高さ)で、'11年発売の10.1型モデル「BDP-SX1」の259×204×40.2mm(同)に比べ薄型化している。バッテリを含めたZ1の重量は約1.6kg(SX1は約1.53kg)。前面にステレオスピーカーを内蔵し、バーチャルサラウンド機能の「S-Forceフロントサラウンド」も搭載する。

地デジ視聴に対応(画面はイメージ)
背面カバー部に内蔵しているシートアンテナ
ディスクトレイ部

 HDMI出力を搭載し、3D対応テレビに接続することでBlu-ray 3Dの立体視も可能。なお、本体ディスプレイに3D表示はできない。USB端子を備え、USBメモリやUSB HDDに収めた動画/音楽/静止画も再生できる。再生対応フォーマットは動画がMPEG-1/2、MPEG-4 AVC/H.264、WMV、AVCHD。音楽がMP3/WMA/AAC/リニアPCM。静止画がJPEG。ステレオミニのヘッドフォン出力を1系統備えるが、それ以外にアナログの映像/音声入出力は搭載しない。

 表面にはガラス板を使用。背面のカバーとスピーカー部にはファブリック(布)素材を使い、内部の芯材によりスタンドとしても利用できる。スピーカーを覆う布は、フラットなデザイン性を保つため、レーザーで微細な穴が開けられている。付属品はACアダプタやカーバッテリーアダプタ、リモコン、ミニB-CASカードなど。

カバーを背面で畳んで、フラットな状態で視聴することも可能
カバーを閉じた状態
画面向かって右側に操作ボタンを備える
左型にHDMI/USB/ヘッドフォン端子を装備

(中林暁)