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ヘキサクロマドライブ搭載のフルHD最上位「VIERA AS800」
広色域/音声操作、リモート視聴対応。AS650も
(2014/4/11 14:37)
パナソニックは、独自の「ヘキサクロマドライブ」で広色域/高画質化したフルHD液晶テレビ最上位「VIERA AS800シリーズ」を5月中旬に発売する。55型の「TH-55AS800」と、47型の「TH-47AS800」を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は55型が27万円前後、47型が22万円前後。
また、フルHDの中位シリーズ「VIERA AS650」も5月中旬に発売。55型「TH-55AS650」と47型「TH-47AS650」、42型「TH-42AS650」を用意し、店頭予想価格は55型が24万円前後、47型が22万円前後、42型が155,000円前後。
広色域/スマートなフルHD最上位「VIERA AS800」
フルHD最上位となるVIERA AS800シリーズは、新開発の映像エンジン「ヘキサクロマドライブ」と広色域IPSパネルにより高画質化を図った。55/47型の2モデル展開で、液晶パネルは1,920×1,080ドットのIPS。LEDバックライトの発色を高めるとともに、カラーフィルターを改善することで色再現範囲を拡大した。
また、通常は3原色(RGB)の3つの座標軸だけで行なう処理を、補色(CMY)も加えて6つの座標軸で補正を行なう「ヘキサクロマドライブ」を採用。6軸座標補正により、原画に忠実な広色域化を実現。色彩豊かで忠実な映像再現を可能にする。これらにより、デジタルシネマ用の広色域規格であるDCI比で約92%の広色域化を実現した。
偏光方式の3Dに対応。パッシブ3Dメガネ「TY-EP3D20W」は別売となる。
チューナは地上/BS/110度CSデジタル×2で、USB HDDへの番組録画に対応。録画中の裏番組視聴も可能となっている。
ユーザーインターフェイスも一新し、ユーザーごとにカスタマイズ可能なホーム画面「マイホーム」に加え、「マイチャンネル」を新搭載した。マイチャンネルは放送中の番組やYouTube動画、DIGAの録画番組(DMR-BXT970/BXT870)、アクトビラの番組などを横断的に表示し、おすすめコンテンツなどを一覧できるというもの。VIERAに登録されたユーザーごとにマイチャンネルが用意され、リモコンの「お気に入り登録」ボタンを押すことで、好みのコンテンツを学習し、おすすめ精度を高めてくれる。
新デザインのタッチパッドリモコンでは音声操作や音声検索に対応。マイチャンネル画面上で「AKB48」などのキーワードで、録画番組や放送予定の番組、YouTubeコンテンツなどを検索できるほか、DIGAとの録画予約を行なうまでの連携操作も音声で行なえる。また、声でマイチャンネルやマイホームを切り替える「声紋認証」にも対応している。
Ethernetを装備し、DTCP-IP/DLNAサーバー/クライアント「お部屋ジャンプリンク」に対応。DIGAに録画した番組をネットワーク経由でVIERAで再生したり、VIERAのUSB HDDに録画した番組を別室のポータブルビエラで視聴するなどの応用が可能となっている。
次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が定めた「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件 Ver1.0」に対応。6月上旬のアップデートにより対応し、VIERAでUSB HDDに録画した番組や放送中の番組を、宅外のスマートフォンやタブレットから視聴可能になる。著作権保護技術にはDTCP+を利用している。リモート視聴用アプリは、iOS版を6月上旬に提供。Androidアプリも提供予定だが、時期は未定。
Android/iOSアプリの「Panasonic TV Remote 2」もGoogle PlayやApp Storeで提供。スマートフォンやタブレットなどをテレビのリモコンとして利用したり、コンテンツの共有などの操作が行なえる。Android 4.0以降、iOS 5.0.1以降に対応する。Hybridcastにも対応する。
スピーカーも強化。磁性流体ユニットを採用した「スリムフロントスピーカー」は、高さ7mmのスリムスピーカーながら、ユニット部をテレビ正面に配置することで、しっかりと音を出力。広帯域で低歪みの磁性流体の特徴と、独自のDSP信号処理による細かな周波数制御により、クリアで伸びのある音を再現するという。出力は総合18W。
HDMI入力は3系統。SDカードスロットも装備し、ビデオや写真の再生にも対応する。また、Bluetoothも装備し、スマートフォンなどからの音楽再生にも対応した。消費電力は55型が229W、47型が180W。待機時消費電力は55型が103kWh/年、47型が85kWh/年。
外形寸法/重量は55型が124.2×29.2×76.2cm(幅×奥行き×高さ)/23kg、47型が107.2×21.4×66.6cm(同)/19kg。
WチューナのミドルレンジフルHD「VIERA AS650」
55/47/42型の3モデルで展開。液晶パネルは1,920×1,080ドットのIPSで、倍速駆動に対応するが、ヘキサクロマドライブは搭載しない。
AS800シリーズとの違いとは、ヘキサクロマドライブとスリムフロントスピーカーが省かれていることや、デザインなど。偏光方式の3Dに対応し、パッシブ3Dメガネ「TY-EP3D20W」は別売となる。
チューナは地上/BS/110度CSデジタル×2で、USB HDDへの番組録画に対応。録画中の裏番組視聴も可能となっている。AS800と同様に、新ユーザーインターフェイスを採用し、「マイホーム」や「マイチャンネル」を搭載。タッチパッドリモコンによる、音声操作や音声検索に対応し、録画番組や放送予定の番組、YouTubeコンテンツなどを音声で検索できるほか、DIGAとの録画予約までの操作も音声で行なえる。また、声でマイチャンネルやマイホームを切り替える「声紋認証」にも対応している。
DTCP-IP/DLNAサーバー/クライアント「お部屋ジャンプリンク」に対応。リモート視聴にも6月上旬のアップデートで対応する。Android/iOSアプリの「Panasonic TV Remote 2」やHybridcastにも対応する。HDMI入力は3系統。スピーカー出力は総合20W。
消費電力は55型が137W、47型が107W、42型が100W。待機時消費電力は55型が913kWh/年、47型が77kWh/年、42型が71kWh/年。外形寸法/重量は55型が124.2×29.2×76.7cm(幅×奥行き×高さ)/19.5kg、47型が107.4×21.4×67.1cm(同)/14kg、42型が96.2×20.2×60.8cm(同)/11kg。