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クリプトン、PCOCCのハイレゾ向けスピーカーケーブル
8,000円/m。ゴムの木採用のオーディオボードも
(2014/5/21 10:40)
クリプトンは、ハイレゾ音源を再生するオーディオ環境での利用を想定した「HR(High Resolution)」シリーズのスピーカーケーブル「SC-HR1000M/50」を6月下旬に発売する。切り売りで販売され、価格は8,000円/m。
また、ゴムの木やモアビ(南洋桜)を使用した薄型タイプのオーディオボード「AB-333」も6月下旬に発売。価格は22,000円。カラーはモアビ(M)と黒(B)の2色を用意する。
スピーカーケーブル「SC-HR1000M/50」
ハイレゾ再生を想定したHRケーブルシリーズは、これまでUSBケーブルと電源ケーブルを発売しており、今回のスピーカーケーブルが第3弾となる。導体には、単結晶銅素材PCOCC-Hをアニール処理して使用。PCOCCは既に生産終了となっているが、同社は生産終了の前に購入したものを使用しているという。
ケーブル構造は、0.18mm径のPCOCC単線23本を束ね、その束6本を1mm径のポリエチレン線を中心にしてロープ撚りを施し、さらにケーブル全体をロープ撚りとは逆方向に絹糸で横巻きに締めるという複雑なもの。外装と導線の隙間を埋める介在にも絹糸を使用している。
同社によれば、「絹糸を用いると、金属で巻くよりも音が柔らかくなる。また、天然素材である絹糸は不要振動を吸収し、木綿などと比べて燃えにくいため、スピーカーケーブルに適している」という。
ケーブルの最終外被膜には、ナイロン素材をメッシュ状に編みこんだモノフィラメントプレートを採用。通常は別に編んだメッシュにケーブルを通すが、その方法ではメッシュが緩くなってしまうため、HR1000M/50ではケーブルに直接メッシュを編みこむ方法を採用。きつく編みこまれたメッシュがケーブル全体を引き締めて、不要な振動を軽減するという。ケーブルの外径は11.5mm(±0.6mm)。
なお、直販サイトでは、バナナプラグやYラグなどを装着したケーブルの販売も予定している。