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今週末、秋葉原でe☆イヤホンの「ポタフェス」開催。約140ブランドの新製品を試聴、ライブイベントも

 国内外の約140ブランドが参加、最新のイヤフォン・ヘッドフォンなど500機種以上を体験できるイベント「第5回ポータブルオーディオフェスティバル2014 in 秋葉原」(通称ポタフェス)が、6月28日土曜日、29日日曜日の2日間、東京・秋葉原の「ベルサール秋葉原」で開催される。参加は無料。

会場のベルサール秋葉原。写真は昨年の第4回
入り口の様子。写真は昨年のもの

 大阪日本橋と秋葉原に店を構える、イヤフォン/ヘッドフォン専門店「e☆イヤホン」によるイベントで、国内外のメーカー約140ブランドが参加する。昨年12月に開催された第4回では、2日間で2万人以上が来場。今回は3万人を目標としている。

 ベルサール秋葉原の地下1階、1階、2階を使用。1階にはステージも設けられ、イベントが行なわれるほか、地下にはライブステージも用意。ミュージシャンによるライブも実施。一部を除き、観覧無料となっている(会場でアーティスト毎に優先して入場できる整理券を200枚ずつ配布する)。

新製品が多数展示

 各メーカーが新製品の展示を予定しているが、その中から幾つかピックアップする。

 iriverのブースでは、Astell&Kernブランドのハイレゾプレーヤー最上位モデル「AK240」に加え、新製品の「AK100II」、「AK120II」の試聴が可能。「AK120II」は6月13日に発売されたばかり、「AK100II」は7月中旬頃の発売が予定されている。

左がAK120II、右がAK100II

 e☆イヤホンが国内代理店となり、今後販売する製品が会場で展示される。夏頃に国内発売を予定しているのは、ドイツのカスタムイヤモニターメーカー・VISION EARS。当日会場で試聴もできるという。

 もう1つの新メーカーはリケーブルをメインとするLabkable。高品質なケーブル素材にこだわりつつ、コストを抑えているほか、購入してすぐ使用しても最高のパフォーマンスが出せるように、エージングを施してから出荷されるという。

ドイツのカスタムイヤモニターメーカー・VISION EARSの製品
Labkableのリケーブル

 ラトックシステムは、USB DAC/iPod接続も可能なフルバランスポータブルヘッドフォンアンプ「REX-KEB02iP」(7月下旬発売/想定売価5万円前後)を出展。7月下旬の発売を前に、音を体験できる。

 Westoneは、当日発売開始となる、6ドライバ搭載のイヤフォン最上位機種「W60」などの新モデルを用意。

Westoneの「W60」
ラトックシステム「REX-KEB02iP」

 オラソニックは、音茶楽とコラボしたイヤフォン「TH-F4N」や、小型コンポNANOCOMPOシリーズの「NANO-D1」、「NANO-CD1」を用意。モバイル機器とNANO-D1を組み合わせた試聴デモも行なうという。

 Astrotecは、カナル型イヤフォン「KC06A」を、7月の販売に先駆け、会場で先行販売する。10mm径のダイナミック型ユニットを搭載、CCAW(カッパークラッド・アルミワイヤー)を採用し、物理的な振動のレスポンスを向上させ、ワイドでクリアな音質を実現するという。

 ムジカアコースティクスは、InEarのユニバーサルタイプのイヤモニター「ステージダイバー」SD-1/SD-2/SD-3や、Whiplashのリケーブルなどの新製品を出展。

 さらに、ポタフェスと同時期に発売される新製品として、Beats by Dr.DreのBluetooth対応、アクティブノイズキャンセリングヘッドフォン「Studio Wireless」(BT OV STUDIO WIRELS/オープンプライス/店頭予想価格:税込40,824円)や、ダイヤモンドのようなデザインのMONSTER製ヘッドフォン新色「DIAMONZ Limited Edition Black Chrome」(オープン/店頭予想価格:税込30,650円)などが展示される。

 他にも、ベンチャークラフトがポータブルアンプ「SounDroid Typhoon」の限定モデル「SoundroidTyphoon 627SM LTD」(予価98,000円)を用意。中村製作所は、ハイレゾポータブルのAKシリーズのバランス出力用ケーブルの自作向けに、2.5mmの4極プラグ(予価4,200円)を展示予定。

ベンチャークラフトの限定モデル「SoundroidTyphoon 627SM LTD」
中村製作所の、AKシリーズ向け2.5mmの4極プラグ

イベント

 1階のステージでは、様々なイベントが予定されている。29日の13時からスタートするのは「出張!オヤイデ電気 ポタフェス支店」。e☆イヤホンオリジナルヘッドホン「SW-HP11」で使う、MMXCのケーブルを、オヤイデ電気チーム VS e☆イヤホンチームが作成。音が良かったケーブルを来場者に投票してもらい、素材や作る人によって音がどのように変化するかが楽しめるという。

 また、イベント中は1階にオヤイデ電気秋葉原店が出張。その場で購入した部材を、工具が揃ったフリースペースで自由に工作でき、パーツ選びや製作のノウハウなどをオヤイデスタッフがレクチャーしてくれるという。

 他にも、ORBが実施するRCAケーブル作成イベント、Bispaによるアンプ自作講座と仕組み講座など、自作系イベントが豊富に開催される。

 また、28日土曜日の13時30分から、サッカーの前園真聖氏がゲストとして登場するトークショーも開催。Beats by Dr.Dreのイベントとなっており、サッカー選手も多く愛用しているBeatsのヘッドフォン・イヤフォンについて、前園氏が語るという。

 期間中はUltimate Earsのカスタムイヤモニター最上位モデル「Personal Reference Monitor」をオーダーできるコーナーも用意。このイヤフォンは、専用の機材を使い、音質(低域/中域/高域の量)をユーザーが好みに合わせて決め、その調整値を反映したイヤフォンを作ってもらう事ができる。この調整用機材は数が少ないため、「Personal Reference Monitor」購入を考えている人には見逃せない機会になるだろう。詳細はイベントページに記載されている。また、東京ヒアリングケアセンターによる耳型インプレッション採取会も行なわれる。

地下1階ではアーティストのライブも

 アーティストによるライブも、地下1階のステージで開催される。6月28日には吉田山田、DJ YUMMY、Ayamo、サオリリス、Takeru John Otoguro、TETSUJI TANAKA、DAISHI DANCE、SAOLILITH 2 FILTER KYODAIが参加。さらに、「Pioneer Presentse☆イヤホンナイト」として、KEN ISHII、SEKITOVA、Hiroyuki Arakawaが参加するステージも。

 29日には、結城アイラ feat. TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND、Yeo Hee、ヒトリルーム、LILY、DJ KYOKO、fhana、Fire Lilyがライブを行なう。

(山崎健太郎)