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ドローンやGoProで撮影した映像のブレを除去するソフト「Mercalli V4」

 フラッシュバックジャパンは、カメラの揺れから来る映像のブレだけでなく、CMOSセンサーに起因する映像の歪みや揺らぎも含めてリアルタイムで補間できるというソフトウェア「Mercalli V4 STANDALONE」を9日に発売した。ダウンロード販売を実施し、価格は40,170円(税込)だが、1月30日18時までは期間限定価格として32,130円(税込)で販売する。

 対応OSは64bit版のWindows Vista/7/8/8.1。インターフェイスは英語。

Mercalli V4 STANDALONE

 一般的なソフトウェアスタビライザーは、カメラの揺れによる映像のブレを処理するが、「Mercalli V4 STANDALONE」は、CMOSセンサーに起因する映像の歪みや揺らぎ、伸縮なども除去できるとする。パラメーター調整などを行なわず、自動でブレを除去できるのも特徴。

 フラッシュバックジャパンでは利用シーンとして、「GoProなどのアクションカメラや、マルチコプター・ドローンで撮影した映像、一眼レフ映像の揺れを除去する」とし、処理前と処理後の比較映像も公開している。

一般的なシンセサイザーの構成で順にモジュールを増やしていく

 従来バージョンからの強化点として、映像解析の高速化、奥行き(3D、XYZ軸)スタビライズ機能の改良、ズームの必要を縮小するエッジ調整の改良、インポート・エクスポートをサポートするファイル数の増加なども行なわれている。

 入力対応フォーマットの拡張子はmov、mpg、mpeg、mp4、mts、m2t、m2ts、m2v、avi、wmv、mxf、vob、vcd、3gp、mkv、jpg、tif、png、tga、gif、bmp、dpx。出力は、MPEG-4 AVC/H.264(mov/mp4)、HEVC/H.265(mov)、AppleProRes(mov)、MotionJPEG(mov)、Apple Lossless(ALAC)、AAC、AC-3、PCM。

(山崎健太郎)