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Beat Audio、ウォークマン「NW-ZX2」やOPPO「HA-2」向けのグランド分離用リケーブル
(2015/4/23 11:42)
ミックスウェーブは、Beat Audioの新製品として、ソニーのハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX2」や、OPPO DigitalのDAC内蔵ポータブルヘッドフォンアンプ「HA-2」と組み合わせる事で、イヤフォン/ヘッドフォンのグランド分離接続ができるケーブルを4月29日に発売する。「Supernova」、「Vermilion」、「Signal」の各シリーズにグランド分離仕様のモデルが追加される形で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は、SignalとVermilionが各49,400円前後、Supernovaが32,600円前後。
プレーヤーやアンプとの接続端子は4極の3.5mm(ステレオミニ)となる。各シリーズに、イヤフォン側の接続端子がShure/Ultimate Ears UE900s向けのMMCXのモデルと、Westone向けMMCXのモデル、カスタムイヤフォン向けの2ピンプラグを採用した3種類を用意。長さはいずれも120cm。製品名は以下のとおり。
- Signalシリーズ(実売各49,400円前後)
Signal for Shure - SONY NW-ZX2(BEA-2709)
Signal for Custom - SONY NW-ZX2(BEA-2716)
Signal for Westone - SONY NW-ZX2(BEA-2723) - Vermilionシリーズ(実売各49,400円前後)
Vermilion for Shure - SONY NW-ZX2(BEA-2679)
Vermilion for Custom - SONY NW-ZX2(BEA-2686)
Vermilion for Westone - SONY NW-ZX2(BEA-2693) - Supernovaシリーズ(実売各32,600円前後)
Supernova for Shure - SONY NW-ZX2(BEA-2730)
Supernova for Custom - SONY NW-ZX2(BEA-2747)
Supernova for Westone - SONY NW-ZX2(BEA-2754)
グランド分離接続は、左右チャンネルのグランドを分離した接続の事。一般的なイヤフォン/ヘッドフォンでは、右チャンネルと左チャンネルのグランドが1本にまとめられ、入力端子まで戻っている。これを1本にまとめず、左右で分離したまま入力端子まで戻すのがグランド分離接続となる。
一般的な据え置き型アンプとスピーカーは、アンプ裏のスピーカーターミナルの左右チャンネルそれぞれに赤黒(プラス/マイナス)の端子があり、それを左右スピーカーに赤黒端子に接続する。その際の片方がグランドであり、スピーカーはグランド分離接続となる。それと同じ接続方法をイヤフォンで行なうイメージだ。
NW-ZX2やHA-2はこれに対応しており、通常の入力端子が3極(黒い絶縁リングが2本入った端子)のケーブルに加え、グランド分離接続用の4極(絶縁リングが3本)ケーブルでも接続できるようになっている。
「Signal」シリーズの導体には、髪の毛よりもさらに細い数百の銀糸を採用。レアメタルも混ぜ込まれており、「より正しい信号を伝達するために開発された」という。
「Vermilion」は導体に高純度無酸素銅(OCC OFC)を採用。無酸素銅の弱点を補うため、少量のミネラルを含ませ独自のチューニングを行なっているのが特徴。
「Supernova」の導体は、高純度銀メッキ銅。ケーブルはしなやかで、 取り回しが良いのも特徴。