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iPhone直挿しの1型センサーカメラ「DxO ONE」。1080/30p動画も

 DxOは19日、iPhoneなどのLightning端子に接続して使う1型センサー搭載のカメラユニット「DxO ONE」を発表。同社サイトにて先行予約受付を開始した。2015年第4四半期に発売予定で、価格は79,900円。静止画や最大1080/30pの動画撮影が行なえる。別売の写真編集ソフト「DxO OpticsPro Elite」(単体19,900円)や、銀塩フィルム調のレンダリングソフト「DxO FilmPack Elite」(同14,900円)が、期間限定で「DxO ONE」に付属する。

「DxO ONE」
「DxO ONE」の使用イメージ。上下60度のチルト対応

 側面にLightning端子を備え、iPhoneやiPadに接続して使用できるカメラユニット。専用のアプリを使い、iPhoneのディスプレイをライブビュー画面として使用する。撮影データはmicroSDカードのほか、iOSの写真アプリ(カメラロール)に保存できる。MPEG-4 AVC/H.264でMOV形式の動画も撮影でき、1080p/30fpsと720p/120fpsに対応。動画撮影時は電子手ブレ補正も使用できる。

 裏面照射型で有効2,020万画素の1型CMOSセンサーと、35mm判換算で32mm相当、開放F1.8の非球面レンズを搭載する。絞り羽根は6枚の虹彩絞り。最短撮影距離は20cm。3倍のデジタルズームを備える。レンズカバーも備えている。

 外形寸法は67.5×48.85×26.25mm、重量は108gとコンパクトサイズで、外装はアルミニウム製。Lightning端子は本体に収納可能で、収納部分が上下60度のチルトに対応している。シャッターボタンを備えるほか、タッチ操作可能な有機ELディスプレイも採用。このほか、角度センサーと加速度センサーも内蔵している。

 対応機種はiOS 8以降を搭載したiPhone 5/5s/5c、iPhone 6/6 Plusと、第4世代iPad、iPad Air/Air 2、iPad mini 2/3。

32mm相当のF1.8レンズを搭載
Lightning端子に接続

 静止画の撮影モードとして絞り優先やシャッター速度優先を選択可能。マニュアルモードも備える。AFはコントラスト方式で、顔認識が可能。iOS用アプリを使用してタッチ操作でフォーカシングでき、連写も可能。シャッター速度は1/8,000。最高感度はISO 51200。

 microSDカードはUHS-I U3まで対応。RAWデータも保存できる。暗所など光量の少ないシーンにおいては、撮影時に独自のSuperRAWフォーマットを選択でき、スピード連写で4枚のRAWデータが生成される。パソコンに接続してソフトウェア「DxO Connect」を使用し、1枚に重ね合わせることでノイズを低減した写真にできるという。

 リチウムイオンバッテリを内蔵し、写真は200枚まで撮影可能。充電用/パソコン接続用のmicro USB端子を備える。充電用USBケーブルやACアダプタ、マイクロファイバークロスなどが付属する。

側面にLightning端子を備え、収納可能
背面に有機ELディスプレイを備える

(庄司亮一)