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オヤイデ、102 SSC採用のヘッドフォンケーブル。ステレオミニ1.3mで5,600円
(2015/12/11 15:19)
オヤイデ電気は、独自の102 SSC導体をヘッドフォン交換ケーブルに初めて採用した「HPSCシリーズ」を、12月18日より順次発売する。ケーブル着脱可能なヘッドフォン向けで、第1弾としてステレオミニ-ステレオミニの「HPSC-35」とステレオミニ-TRS標準の「HPSC-63」をラインナップ。ケーブル長は1.3mと2.5mを用意する。発売日と価格は、HPSC-35が12月18日で1.3m/5,600円、2.5m/6,600円。HPSC-63が'16年1月22日で1.3m/6,200円、2.5m/7,200円。
HPSCシリーズはPCOCC-A導体('13年製造終了)を使ったヘッドフォンケーブル「HPCシリーズ」に代わる新シリーズ。オヤイデが三洲電線と協力して開発した導体「102 SSC」を採用している。
どちらも導体構成は7/7/0.089ロープ撚りで耐屈曲性に優れ、太さは0.3スケア。「繊細な高域からパワフルな低域まで、デリケートなヘッドホン出力を淀みなく忠実に伝送する」としている。シールドにも102 SSCを採用し、柔軟性に優れたスパイラルシールドとした。
介在と外装には100%ピュアシルクフィラメントを使用。ケーブル内に信号が流れると微弱振動を発生し、その振動で静電気を帯電している物質がコロナ放電する問題を解消し、ノイズを大幅に低減したとする。ケーブルのカラーはホワイトとブラックによるモザイク調。
プラグ部の素材には真鍮を採用。接点部分に銀メッキとロジウムメッキを表面に施すことで、接点の腐食防止や伝送特性の向上を実現。さらに仕上げのコーティングには、カメラレンズなどに使われているというベリクロームメッキを使用している。プラグとケーブルの接合にはオーディオ専用ハンダ「SS-47」を採用した。
接続適合ヘッドフォンのメーカー/型番は同社製品サイトで案内されている。
今後はシリーズ製品として、ステレオミニ-ミニXLRの「HPSC-X35」や、ステレオミニ-RCAの「HPSC-35R」など5製品を'16年より順次発売する。