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EOSの動画撮影を電動ズーム化するパワーズームアダプタ

ナノUSMでAF高速化した動画対応新ズームレンズも

 キヤノンは、一眼レフデジタルカメラでの動画撮影時にスムーズかつ高速なズーム操作を実現する着脱式のパワーズームアダプター「PZ-E1」を6月下旬より発売する。価格は25,000円。

パワーズームアダプタ「PZ-E1」

 対応のEFレンズと組み合わせて、動画撮影時になめらかなズーム操作を可能にするアダプタ。対応レンズとして「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」が3月25日に発売される。価格は83,000円。

パワーズームアダプター「PZ-E1」

 対応レンズと組み合わせて、EOS MOVIEやCINEMA EOSなど、EOSシリーズの動画撮影時ズーム操作を電動化するアダプタ。本体側面に備えたズームレバーの操作で、ビデオカメラのような静かになめらかなズーム撮影が可能となる。

 側面のスイッチで、ズーム速度をSLOW/FASTから選択可能でき、レバーの操作により、10段階の変速操作が行なえる。2月18日時点の対応レンズは、「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」のみ。

 また、スマートフォンアプリの「Camera Connect」やEOS Utilityを使うことで、新デジタルカメラ「EOS 80D」において、リモートでのパワーズーム操作に対応。遠隔操作の場合、15段階でズーム速度を調節できる。電源は単4アルカリ電池×4本。

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

 PZ-E1と組み合わせることで、パワーズーム対応となるAPS-C対応の新EF-Sレンズ。3月25日発売のデジタル一眼レフカメラ「EOS 80D」との組み合わせを提案している。

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

 従来展開していた「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM」の光学系を継承しつつ、新開発の「ナノ USM(Ultrasonic Motor:超音波モーター)」の搭載により、AFの速度の高速化や、動画撮影時の静音性向上などが図られた。フォーカスレンズの駆動速度は従来比で最大4.3倍となっている。

 また手ぶれ補正も4段分(従来は3.5段分)に強化。動画撮影時のダイナミックISにも対応する。フィルタ径は67mm。最大径×長さは77.4×96mm。重量は515g。

(臼田勤哉)