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JH AUDIO、Layla II/Roxanne II/Angie IIを4月発売。Layla IIは約40万円

 アユートは、JH AUDIOとiriverがコラボレーションしたイヤフォンの新製品として、「Layla II」、「Roxanne II」、「Angie II」の3モデルを4月2日に発売する。価格は全てオープンプライス。直販価格は「Layla II」が399,980円(税込)、「Roxanne II」が269,980円(税込)、「Angie II」が189,980円(税込)。

Layla II

 JH AUDIOとiriverはパートナーシップ契約を結び、「THE SIREN」シリーズとしてイヤフォンを販売しているが、その新世代モデル。JH AUDIOのジェリー・ハービー氏が手がけており、メタルボディや新ドライバで既存モデルから進化した「Layla II」、「Roxanne II」、「Angie II」をラインナップしている。

 なお、エントリーモデルとして「ROSIE」を今後発売する事もアナウンスされているが、アユートでは「準備が整い次第の発売となり、価格/発売日が確定した時点で改めて案内する」としている。

Roxanne II

3モデルに共通する仕様

 いずれのモデルも、新設計のカスタムBA(バランスドアーマチュア)ユニットを搭載。高域用ユニットは歪みを最小限に抑え、中域用は10Hz~5kHzまでフラット、低域用は24dB/octのローパスフィルタで、事実上歪みの無い設計になっているという。

Angie II

 さらに、各帯域の位相を正確に制御する、ステンレススティールチューブ・ウェーブガイドを使った「FreqPhaseテクノロジー」も投入。各ドライバの信号を0.01ミリ秒以内に確実に到達させるとする。

 ケーブルには低域調整機能の「Variable bass」を搭載。ユーザーが低域を好みに合わせて調整できる。ケーブルは米MOON AUDIO製で着脱可能。端子は独自の4ピンタイプ。入力プラグがステレオミニ・3極のケーブルと、Astell&Kernのハイレゾプレーヤーで利用できるバランス駆動用の2.5mm・4極ケーブルの2本を同梱する。

Layla II。ケーブル部分のユニットが、「Variable bass」調整を行なうためのもの
3機種ともケーブル交換が可能。端子は独自の4ピンタイプ

Layla II

 独自のクアッドドライバ技術「soundrIVe Technology」を採用し、新設計のカスタムBA(バランスドアーマチュア)ユニットを、片側に12個搭載している。構成は低域×4、中域×4、高域×4。

 筐体は切削したフルチタン。剛性の高さと比重により、共振をしっかり抑制するという。フェイスプレートにはカーボンを採用。

 再生周波数帯域は10Hz~23kHz。入力感度は117dB。インピーダンスは20Ω。ラバータイプとフォームタイプのイヤーピースが付属する。

Layla IIの内容物

 ハービー氏はサウンドについて、「レコーディングスタジオのミックスポジションで聴いているかの様に、レコーディングエンジニアやアーティストが描いたサウンドを、正確に届ける」としている。

Roxanne II

 soundrIVe Technologyを使い、新設計のカスタムBAを片側に12個搭載。構成は低域×4、中域×4、高域×4。

 筐体はアルミ製。ベゼルにはチタンを使用。剛性により、低域のレスポンスを向上させたという。フェイスプレートはカーボン。

 再生周波数帯域は10Hz~23kHz。入力感度は119dB。インピーダンスは15Ω。ラバータイプとフォームタイプのイヤーピースが付属する。

 ハービー氏はサウンドについて、「今まで以上のワイドレンジサウンドが特徴」としている。

Roxanne IIの使用イメージ

Angie II

 soundrIVe Technologyを採用し、新設計のカスタムBAは片側に8個搭載。構成は低域×2、中域×2、高域×4。筐体はベゼルを含む全体がアルミ製。フェイスプレートはカーボン。

 再生周波数帯域は10Hz~23kHz。入力感度は117dB。インピーダンスは17Ω。ラバータイプとフォームタイプのイヤーピースが付属する。

Roxanne IIと付属のキャリングケース

(山崎健太郎)