注目ブルーレイピックアップ

　コンピューター・グラフィックスを世界で初めて映画に全面導入した、1982年のSF作品。数々のビデオ・ゲームを発明した天才コンピュータープログラマーのフリンは、エンコム社のTVゲーム「宇宙のパラノイア」を完成させたが、データを同僚のディリンジャーに横取りされてしまう。エンコム社の総合統制システム・MCPに記録された証拠を求めるうち、彼は物質変換光線によりコンピューター世界の内部へ転送される。そこは目にも止まらぬ速さで“ライト・サイクル”が駆け抜け、壮絶なサバイバルレースが繰り広げられる電子の世界。フリンも勇敢な擬人化されたプログラム戦士“トロン”に全てを託し、戦いに身を投じてゆくが……。

　監督・脚本はスティーブン・リズバーガー。「ボーナス・コンテンツ」として、「トロン現象について」、「写真で見る『トロン』の軌跡」、メイキングや未公開シーン等を収めた「クラシック・ボーナス・フィーチャー」などが収められている。なお、2010年には続編の「トロン:レガシー」が公開された。

　今は亡き魔法使いマーリンの弟子で、善の魔法使い集団“マーリニアンズ”の第777代目最高指導者であるバルサザール。彼は長きに渡ってマーリンの後継者を探して世界中を旅し、現代のニューヨークにたどり着く。そこで見定めた後継者はなんと、気弱な物理オタクの大学生デイヴ。未熟かつ後継者の自覚に欠けるデイヴに、バルサザールが魔法の美学と技を伝授しようと苦戦する一方で、封じられていた魔法の監獄「グリムホールド」から邪悪な魔法使いたち“モルガニアンズ”が次々と蘇る。マンハッタンを舞台に“選ばれし者”デイヴの命を狙う残忍な魔法使いたちとの大戦争がついに始まる！

　1940年製作のディズニー・アニメ『ファンタジア』の中の、『魔法使いの弟子』をモチーフに製作された本作の主演は、ニコラス・ケイジとジェイ・バルチェル。「ボーナス・コンテンツ」として「メイキング集」、「未公開シーン」、「NGシーン集」などが収録される。

　繁栄の絶頂にあった古代ペルシャを舞台にした、2004年発売の同名ゲームをオリジナルストーリーで実写映画化。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや前出の「魔法使いの弟子」を手がけたジェリー・ブラッカイマーが製作を務めている。「ボーナス・コンテンツ」には「“時間の砂”を巡る旅」、「未公開シーン：祝宴と戦利品」を収録。

　スラムの孤児ダスタンは、勇気ある行為を目にしたペルシャ王によって養子として迎えられる。それから15年後、勇者に成長したペルシャの若き王子ダスタンは、兄や叔父と共に聖なる都アラムートの征服に成功。しかし宴の席でダスタンが父王に贈った法衣には毒が塗られていたために、父王暗殺の罪を着せられてしまう。砂漠に逃亡したダスタンは、妻とするはずのアラムートのタミーナ王女を道連れにする。しかし彼女こそダスタンがアラムートから奪取した短剣の柄に入った「時間の砂」を守り続けてきた一族の末裔だった。時間を巻き戻し過去を変えることで、世界をも支配する禁断の力を持つ「時間の砂」を狙う、闇の暗殺集団の猛追や、ダスタンを追うペルシャ帝国軍をかわしながら、暗殺の真犯人と砂の謎を解く冒険が始まった！

　2010年に全米ネットワークのCBSで放送スタートし、全米新作視聴率No.1を獲得した海外ドラマ「Hawaii Five-0」の第1話～12話を収録したBlu-ray BOX。オリジナル作品は1968年から80年まで12年に渡って全284話が放送され、世界的な人気を誇ったポリスアクションシリーズで、本作はそのリメイク版。主演は刑事ドラマシリーズ「ザ・シールド」や、映画「奇跡のシンフォニー」のアレックス・オローリン、共演に映画「オーシャンズ11」のスコット・カーン、テレビドラマ「LOST」のダニエル・ディ・キム、テレビシリーズ「バトルスター・ギャラクティカ」のグレイス・パーク。製作総指揮、脚本は、「ミッション:インポッシブル3」や「スター・トレック」などの脚本を担当したアレックス・カーツマンとロベルト・オーチー。

　海軍将校のスティーヴ・マクギャレットは、韓国で犯罪者護送の任務中にテロリストの襲撃を受けた上に、一味によってオアフ島に住む父親まで殺害されてしまう。父の葬儀をすませ、殺害犯を捕まえるためにオアフ島へと帰郷したマクギャレットに、ハワイ州知事のジェームソンから知事直属の特別捜査班を指揮するように、との依頼が舞い込んだ。当初は断っていたマクギャレットだったが、ひょんなことから引き受ける決心をし、“Five-0”を結成。父の無念を晴らし、ハワイの平和を守るため、個性派揃いのチームを率いて島の安全を守ることを誓うのだった。

　即興演出や文学からの膨大な引用、原色を基調とした鮮烈な映像美を作品の特色とし、巨匠として名高いジャン=リュック・ゴダール。映画監督にして撮影監督であり、プロデューサー、映画批評家、俳優まで幅広く活動した彼の、初期3作品を収めたブルーレイ・コレクションが初回限定生産で発売となる。収録作品は「勝手にしやがれ」「軽蔑」「気狂いピエロ」で、既発のBDと同内容。映像は「勝手にしやがれ」がモノクロで、「軽蔑」と「気狂いピエロ」はカラー。英語音声とフランス語音声が収められている。

　各作品ごとに特典映像は異なる。「勝手にしやがれ」は、「ゴダール、メイド・イン・USA」(50分)、「コリン・マッケイブによる作品紹介」(5分)やポスターなど。「軽蔑」は、「『軽蔑』の序論」(6分)、「恐竜と子供」(61分)など。「気狂いピエロ」は、「コリン・マッケイブによる作品紹介」(3分)、「ゴダール、その愛と詩」(53分)、「ドイツのテレビコマーシャル」(3分)など。