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これが手の届くハイグレードテレビ「TCL Q7D Pro」。圧巻の色彩美で映画&ゲームが極上体験に

日本国内でも、じわじわとテレビシェアを拡大し続けている「TCL」ブランド。注目の2026年テレビは、フラッグシップ「X11L」を頂点に、プレミアム「C8L」、ハイグレード「C7L」のSQDミニLEDテレビシリーズを展開。さらに、RGBミニLEDバックライト搭載の「RM7L」も揃えるなど、TCLのディスプレイ製造・技術の高さを示す鉄壁の布陣を敷いてきた。

そんななか今回取り上げるのは、ハイグレード「C7L」をベースとしたAmazon専売モデル「Q7D Pro」だ。

ひとことで言ってこのモデル、ちょっとズルい。

なぜなら、今年のTCLイチ押しかつ最新の“スーパー量子ドット(Super Quantum Dot)”技術を搭載(!)しながら、ベースモデルの仕様を一部リファインすることで、さらに高いコストパフォーマンスを実現してしまったのだ。

詳細は後述するが、画質は鮮やかで綺麗で、音質もなかなかの実力。さらに豊富な機能を備え、高いゲーム性能もカバーするなど、幅広いユーザーのニーズを満たす要注目モデルに仕上がっていた。

SQDミニLED技術を搭載した、85型4K液晶テレビ「85Q7D Pro」

フラッグシップ「X11L」と同じ、TCLイチ押し「SQDミニLED技術」搭載

まずはQ7D Proシリーズの概要を紹介していこう。

Q7D Proには、美しい色彩を実現するSQDミニLED技術が搭載されている。微細なLEDバックライトとその光を効率よく変換するスーパー量子ドットを組み合わせることで、赤や青、緑といった単色の画像だけでなく、様々な色が混在したカラフルな画像でも、常にBT.2020の色域を100%再現できるのが特徴だ。

実はこの最新技術をいち早く導入できているのも、グループ内にTCL CSOTというディスプレイパネル製造会社を抱えているおかげ。製造会社ならではの高度なカラーフィルター技術と、長年にわたる量子ドット研究の成果の結晶が、Q7D Proの色彩美を可能にしているのだ。

Q7D Proには、通常の量子ドットを進化させた「スーパー量子ドット」を搭載。より広い色彩表現を可能にした
カラーフィルターも改良。こうしたパネル技術をいち早く導入できるのも、ディスプレイパネル製造会社をグループに持つTCLならではの強み

液晶パネルには、HVA 2.0 Proパネルを使用。蝶の羽を模した独自の液晶分子構造による高いネイティブコントラストと、特殊な光学フィルムによる広視野角・低反射な仕様で、深みのある、シャープで色彩豊かな映像を実現する。

コントラストと視野角性能を両立したHVA 2.0 Proパネルを採用する

映像エンジンは、上位モデルと同じ「TSR AiPQプロセッサー」。画像の奥行き情報を検出して立体的な映像を生み出す「Aiコントラストマスター」やオブジェクト毎に色彩を最適化する「Aiカラーマスター」などを高速処理している。

上位モデルと同じ映像エンジン「TSR AiPQプロセッサー」を搭載する

“黒い板”とは言わせない「アートギャラリー」

Q7D Proのユニークな機能が、2026年モデルから加わった「アートギャラリー」だ。

テレビの大画面化が徐々に浸透する一方、電源オフ時の“黒い板”がリビングを占有することに抵抗を感じる方も少なくない。TCLのアートギャラリー機能は、絵画や映像、写真といった素材を表示することで、テレビのある空間をあたかも美術品の展示空間として魅せる効果を狙っている。

名画や現代アートを表示してくれるアートギャラリー機能
ユーザーが撮影したペットや家族の写真も、インタラクティブに表示してくれる

素材としては、ゴッホやモネといった世界を代表する名画のほか、パチパチと燃える暖炉や雨音、さざ波といったリラックス映像、家族やペットの写真を表示させるローカル画像、時刻をアーティスティックに表示するデジタルクロックなどが選べるようになっている。

中でも、注目が「AIアート」。古典様式から印象派まで10万点以上の“事前生成AIアート作品”が搭載されていて、ユーザーがスタイルやテーマを選ぶと、自分好みのアート表示ができるようになっている。生成AIを積極的に活用した、なかなか興味深い試みと感じた。

暖炉などのリラックス映像も表示できる

サウンドシステムは、背面にサブウーファーを搭載した「ONKYO 2.1ch Hi-Fiシステム」。さすがにBANG & OLUFSENのシステムとはいかなかったようだが、Dolby Atmosや、DTS Virtual:Xといった立体音響技術は上位と変わらずサポートしている。

ONKYO 2.1ch Hi-Fiシステムを搭載。背面には、低音域を生み出すサブウーファーを内蔵する

SQDミニLEDならではの色彩美。スケールと迫力はゲームにもおススメ

それではさっそく実力を見ていこう。なお、視聴には85型サイズの「85Q7D Pro」を使った。

映像を表示して、直ぐに気が付くのは、SQDミニLEDならではの色彩美である。テレビ放送や動画配信コンテンツを見ても、色の鮮やかさに目が奪われる。もちろんベース機よりもピーク輝度やバックライトの分割数は抑えられているが、SQDの実力はそのままだ。

大画面の液晶テレビで気になりやすい斜めからの視聴でも、見た目のコントラスト感や色褪せを頑張ってキープできている。明るい環境で鑑賞しても、メリハリの利いた絵になっていて、鮮やかな色再現と相まって見映えがよい。

また、夜の空やビル街の灯りを注視しても、光漏れを感じさせない。黒い空に浮かぶ月の映像も、周囲がぼんやりと光って見えることなく、すっきりとした輪郭で描写できている。チップからマイクロレンズの設計、制御アルゴリズムまでを統合させることで光漏れを抑える「TCL全領域ハロー制御技術」が上手く機能しているのだろう。

映画作品をじっくり見ても、コントラスト感のあるくっきりとした絵で、細部まで見通しがよい。そのうえ、85型という大画面のスケールと迫力は、映画視聴を何倍も愉しませてくれる。

チップからマイクロレンズの設計、制御アルゴリズムまでを統合させることで光漏れを抑える「TCL全領域ハロー制御技術」

このスケールと迫力は、ゲームプレイにもおススメだ。実はこのQ7D Pro、4K信号で最大144Hz、2K信号で最大288Hzまでの高リフレッシュレート表示をサポートしている。VRR機能にも対応しており、ティアリングやスタッタリング、モーションブラーのない、キレのよい鮮明なゲーム映像が表示できるのだ。

ゲームに合わせた最適なUIを表示・操作できる「Gamebar」も備え、好みに合わせて最適な映像に調整できる。またAMD FreeSync Premium Pro、Dolby Visionゲーミングなどにも対応。視認性が高く、美しい映像で最新の優れたグラフィックのゲームも大画面で存分に楽しめる。映画を大画面で楽しみたいという方はもちろん、ゲームを大勢で楽しみたいという方にもぴったりなテレビと思う。

暗室でもコントラストが豊か。スリムで無駄のないデザインも気にいった

さて、今度は部屋を暗くした状態で、4K Ultra HD Blu-rayソフトをチェックしてみた。

映画『トロン:アレス』を再生してみたが、赤い光で描かれた電脳の世界や、電脳世界から現実世界にやってきたアレスたちの姿を色鮮やかに映し出す。赤いラインが微妙に明滅するライトサイクルや夜のビル街の様子もコントラストが豊かで、対向車のヘッドライトもHDRらしく眩しく輝く。

アレスの肌や、暗い中に浮かぶ主人公のライダースーツのディテール描写にも感心した。バイクとライトサイクルのチェイスシーンも鮮明で、エキサイティングな場面を存分に楽しめるのである。

サウンドも、人の声がはっきりと聴きやすく、映画の中のさまざまな物音もしっかり聞き取れる。アクションシーンの爆発音も力強い低音を感じることができ、バランスよくまとまっていると感じた。

最後になるが、スリムで無駄のないデザインも気に入った。スタンドを含まないディスプレイ部分は非常に薄くなっていて、背面デザインも凹凸の無いフラットなデザインだ。専用金具を使えれば、出っ張りを最小限に抑えた、まるで壁と一体化しているような壁掛けが行なえる。リビングをスタイリッシュに仕上げたいというユーザーにも好適だ。

「高画質を身近に」という欲張りな方におススメの万能機

Q7D Proシリーズは、大画面のサイズでありながら比較的手の届きやすい価格設定だけでなく、SQDミニLED技術による高い表示品質も大きな魅力であることが分かった。

しかも、Google TVを搭載し様々な動画配信サービスを楽しめるだけでなく、テレビ放送や映画、そして高精細かつハイフレームレートの最新ゲームまでカバーするスペックになっていて、オールマイティーにおススメできるモデルとなっている。

「現実的な価格の範囲内で、画質や機能は普通よりもイイのが欲しい」なんて、欲張りな方こそ、Q7D Proシリーズを検討するべきだろう。しかも保証も3年。Amazonのセール期間であれば、よりお買い得に購入できる。気になった方はぜひチェックしてみてほしい。

TCL「Q7D Pro」がセール価格で販売中!

・対象モデル
 98型「98Q7D Pro」 599,999円(7月20日まで)
 85型「85Q7D Pro」 299,999円(7月20日まで)
 75型「75Q7D Pro」 199,999円(7月13日まで)
 65型「65Q7D Pro」 194,000円(7月13日まで)
 55型「55Q7D Pro」 144,000円(7月13日まで)
※括弧内はセール販売期間

鳥居一豊

1968年東京生まれの千葉育ち。AV系の専門誌で編集スタッフとして勤務後、フリーのAVライターとして独立。薄型テレビやHiFiオーディオ、ヘッドフォンなどのポータブル機まで、AV系のジャンル全般をカバーする。AV専門誌「HiVi」(ステレオサウンド社)のほか、さまざまな媒体、メディアで製品紹介記事や取材記事を執筆。かつてはB&W MATRIX801 S3を中心とした大型スピーカーでサラウンド再生システムを構築していたが、現在は、BWV H-1という小型スピーカーによるシステムへ移行中。映画はもちろん、アニメやゲームも愛好する。