JEITA、11月の電子機器国内出荷を発表
―DVDプレーヤーが倍増、年間150万台も視野に


12月28日公開



国内出荷実績推移(金額)
出典:電子情報技術産業協会
電子統計委員会
 社団法人電子情報技術産業会(JEITA)は、2001年11月における民生用電子機器の国内出荷実績(速報値)を発表した。全体での出荷金額は1,904億円となり、前年に比べ6.5%減で推移した。

 DVDビデオプレーヤーは、前年に比べ111.3%の増加となった。出荷台数は2,209,000台で、1月からの累積台数は1,364,000台。月間では7、8月と若干落ち込んだが、その後は順調に増加を続けている。

 カラーテレビは前年に比べ11.5%減の86万台となった。特に、標準(4:3)、ワイドテレビジョンが落ち込みを見せており、それぞれ前年より11.3%、20.7%の減少。ただしハイビジョンテレビ(直視型)は前年に比べて12.2%増加、219,000台を出荷した。また、1月からの累計実績でも傾向は同じで、ハイビジョンテレビのみ前年比で28.4%の増加を見せている。

 BSデジタルチューナは、前年と比べ半数程度(前年比43.2%減)となる、25,000台にとどまった。一方、BSデジタル内蔵テレビは12.6%増の49,000台を出荷。同品目は9月から3カ月連続で伸張しており、1月からの累計台数は218,000台となっている。なお、BSデジタルチューナとBSデジタルテレビを合わせた1月からの累計台数は、498,000台となった。

 そのほか、ビデオプロジェクションが前年より17.2%多い、4,000台を出荷した。要因として同協会は「ホームシアター需要の拡大」を挙げている。1月からの累計は28,000台となった。また、ビデオ一体型カメラが前年と比べて17.2%減少しているが、同協会では「競合するデジタルカメラの急激な需要拡大を受けたもの」と原因を分析している。

 オーディオ関連では、CDプレーヤーの出荷台数が前年に比べ21.6%上昇、267,000台を出荷した。そのうちポータブル型が93.7%を占めている。一方、MDは全体で0.7%減少し、304,000台の出荷となった。

 台数
(千台)
前年
同月比
(%)
カラーテレビ860
88.5
液晶カラーテレビ54
131.9
VTR617
93.6
DVDビデオ229211.3
ビデオ一体型カメラ10082.8
ビデオプロジェクション4117.2
BSデジタルチューナ2556.8
CDプレーヤー267121.6
MD30499.3
HiFiアンプ35100.5
HiFiスピーカーシステム3991.7

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/japanese/
□2001年11月国内出荷時実績
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2001/comm/11.htm
□関連記事
【11月29日】JEITA、10月の電子機器国内出荷を発表
―BSデジタルチューナが6割減、内蔵テレビは倍増
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011129/jeita.htm
【11月1日】JEITA、9月の電子機器国内出荷を発表
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011101/jeita.htm
【10月12日】JEITA、8月の電子機器国内出荷を発表
―DVDビデオが1~8月で80万台を突破
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011012/jeita.htm
【8月31日】JEITA、7月の電子機器国内出荷を発表
―BSデジタル機器が累計30万台に到達
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010831/jeita.htm

(2001年12月28日)

[orimoto@impress.co.jp]

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