TI、ホームシアター向けデジタルアンプ用6ch PWMプロセッサなど


6月18日発表


 日本TI株式会社は、6ch PWMプロセッサなど、ホームシアター向けのデジタルアンプ用ICを発表した。2ch FETドライバ「TAS5182」、1chパワーステージ「TAS5110」、6ch PWMプロセッサ「TAS5026」、「TAS5036」の4種で、7月末出荷予定のTAS5182以外は、すべて量産が開始されている。1,000個受注時の単価は、それぞれ5.43ドル、3.19ドル、6.49ドル、12.41ドル。

 TAS5182は、フルデジタルアンプ専用ICとして初めて100W出力(6Ω)を実現した2ch FETドライバIC。Hブリッジに外付けMOSFETを使用し、電力効率を95%以上に高めたという。これにより「AV機器の厚みを約3分の1に抑えることができる」としている。

 TAS5110は、出力50W(6Ω)のモノラルパワーステージIC。放熱パッドが上向きのDADパッケージと、下向きのDAPパッケージの2種類が用意される。

 TAS5026は、SN比96dBの6ch PWM(Pulse Width Modulation)プロセッサIC。「高精度なデジタルボリュームコントロールを内蔵し、音量にかかわらず高音質を得られる」としている。また、TAS5036は、SN比が102dBになる以外、性能はTS5026と同等。ハイエンド用DVDプレーヤーなどに最適としている。

 TIは2000年3月に、デジタルアンプ技術「Eqibit」を持つToccata Technologyを買収している。Epibitは、歪みやノイズの処理に優れるという。

□日本TIのホームページ
(6月18日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.tij.co.jp
□製品情報(米TI、英文)
http://www.ti.com/rd/newamps1
□関連記事
【2001年10月2日】松下、高さ52mmの100W×6chデジタルAVアンプ
―MPEG-AAC、ドルビープロロジック IIにも対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011002/pana2.htm
【2001年10月2日】松下、6chデジタルアンプ内蔵のDVD/CDミニコンポ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011002/pana4.htm
【2001年9月20日】ソニー、マルチチャンネルSACD対応アンプ内蔵プレーヤー
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010920/sony4.htm
【2001年9月20日】ソニー、デジタルアンプ搭載5.1chシステム
-HT-K215も1年ぶりにマイナーチェンジ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010920/sony3.htm

(2002年6月18日)

[orimoto@impress.co.jp]

I
◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】

00
00  AV Watchホームページ  00
00

ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.