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三菱電機株式会社は、DVDとHDDのハイブリッドレコーダ「楽レコ」シリーズの新モデルとして、VHSビデオとDVDレコーダの一体型モデル「DVR-S310」と、単体型DVDレコーダ「DVR-T110」の2機種を発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格と発売日は、DVR-S310が4月21日で5万円前後、DVR-T110が5月21日で4万円前後の見込み。
■ DVR-S310 VHSビデオとDVDレコーダの一体型モデル。前面パネルにダビングボタンを備えており、手軽にVHSからDVD、DVDからVHSへのダビングが行なえるという。対応するDVDメディアはDVD-R/RWで、CD-R/RW(CD-DAのみ)も再生できる。書き込み速度はDVD-Rが8倍速、DVD-RWが4倍速。 チューナはアナログVHF/UHF/CATV対応。ただし、1系統しか備えていないため、DVDとVHSビデオに、同時に異なる番組を録画することはできない。DVDへの録画モードはXP/SP/LP/EPの4モードを用意。1層DVD-Rに最長約10時間の録画が行なえ、選択した録画モードの画質が確認できる「画質チェック」機能も備えている。 チューナで受信した映像や、外部から入力した映像のジッタを補正し、画面の揺れや縦線の曲がりを補正する「デジタルTBC」や「フレームシンクロナイザー」を搭載。ただし、DVD録画でのみ利用できる。 D2出力を備えており、DVDビデオのプログレッシブ出力が可能。ビデオ用に10bit/108MHzのDACを備えている。ちなみに、音声用には24bit/192kHzのDACを採用している。
EPG/Gコードには対応していないため、録画予約はテレビ画面に表示される独自メニューから日時・時間を指定する。なお、予約可能番組数は1カ月に8番組まで。 VHSビデオ部には標準モード用に加え、3倍モード専用のヘッドを採用。ノイズや色むらを抑えたという。また、S-VHSの簡易再生機能を搭載している。
端子部は、DVD専用の入力としてS映像を2系統用意。出力はS映像、D2、アナログ音声、同軸デジタル音声を各1系統備える。また、DVD/VHS共用端子としてコンポジット入力、アナログ音声入力を各2系統、コンポジット出力、アナログ音声出力を各1系統備えている。外形寸法は435×260×99.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約4.3kg。
■ DVR-T110
DVDレコーダ単体モデル。DVR-S310からVHS関連やダビング関連の機能を省いたモデルで、そのほかの主な仕様は共通。録画画質は4モードを用意し、1層DVD-Rに最長約10時間の録画が行なえる。画質確認機能も利用できる。書き込み速度はDVD-Rが8倍速、DVD-RWが4倍速。
チューナはVHF/UHF/CATVに対応。入力端子はS映像、コンポジット、アナログ音声を各2系統用意。出力はD2、S映像、コンポジット、同軸デジタルを各1系統、アナログ音声出力を2系統備えている。外形寸法は435×244×66mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.3kg。
□三菱電機のホームページ
(2005年3月23日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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