|
輸入オーディオ協議会(SOCAD)が主催する、オーディオ機器の展示イベント「2005東京インターナショナルオーディオショウ」が7日から東京・有楽町の東京国際フォーラムで開幕した。期間は9日まで。入場は無料となっている。 同イベントは、国内外のオーディオ機器を展示するイベント。出展社数は昨年から1社減った24社。各メーカーが防音処理が施された個室を用意し、普段気軽に試聴できないハイエンド機器からミドルクラスのモデルまでを一度に体験できるイベントとなっている。
■ マランツ
マランツ コンシューマーマーケティングのブースでは、B&Wの未発表新スピーカー「XTシリーズ」を展示している。3ウェイ4スピーカーのトールボーイ「XT4」(183,750/1本)と、2ウェイ2スピーカーのブックシェルフ「XT2」(73,500円/1本)、2ウェイ2スピーカーのセンター「XTC」(126,000円/1本)をラインナップ。
XT4は11月中旬の発売を予定しているが、それ以外のモデルは来年の発売になるという。また、シアターシステムとしてはサブウーファを加える必要があるが、既発売の球形アクティブサブウーファ「PVI」(252,000円)が組み合わせとして提案されている。 XTシリーズの特徴はエンクロージャにアルミを使用したこと。また、ツイータにノーチラスチューブローデッドのアルミドーム型ユニットを採用。ミッドレンジとウーファにはケブラーコーンを搭載するなど、上位モデルの技術を踏襲している。エンクロージャはいずれもバスレフで、ポートはゴルフボール・テクノロジーを使用したフローポート仕様。 ほかにも、SACDプレーヤー「SA-15S1」と、プリメインアンプ「PM-15S1」のシルバーモデルなどを参考展示している。
■ ティアック ティアックエソテリックカンパニーは、10月5日に発表したタンノイブランドの新スピーカー「Autograph mini(オートグラフ ミニ)」を展示。可愛らしい外観とは異なる雄大な再生音が注目を集めている。10月中旬発売で、価格はペア262,500円。 ‘54年に発売された、同社を代表するスピーカー「Autograph」のデザインコンセプトを受け継いだ小型ブックシェルフスピーカー。新開発の同軸2ウェイユニットを備えており、ウーファ部の口径は100mm径、ツイータは19mm径。外形寸法は210×130×345mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4kg(1台)。
また、エレガントなデザインを採用したというオーディオシステム3機種も展示。SACDプレーヤー「SZ-1」は9月下旬発売で577,500円、ユニバーサルプレーヤー「UZ-1」も9月上旬で630,000円、デジタルプリメインアンプ「AZ-1」は11月上旬で525,000円。プレーヤーには「P-01/P-03」などで採用された軸摺動型ピックアップなどを搭載。アンプには「P-01/D-01」の高精度DA変換技術が使われている。ワードシンク入/出力を備え、プレーヤーとアンプで同期ができることも特徴。
□関連記事
■ デノンラボ デノンラボのブースでは、DALIのハイエンドスピーカー「MegaLine」が参考展示されている。発売日は未定だが、価格はペアで550万円程度になる見込み。2ウェイ15スピーカー構成で、高さ2m31cmという巨大なシステム。筐体は3ピース構造になっている。「個人向けも販売するが、DALIのブランドを象徴するモニュメント的なスピーカーで、イベント会場やホールなどでの利用を想定している」という。 低価格モデルとしては、フロア型の「IKON 6」が参考展示されている。11月発売予定で、価格は1本135,000円の予定。カスタムメイドのドライバを採用した3ウェイ4スピーカーで、高域はリボン型とドーム型を組み合わせたハイブリッドツイータで再生する。外形寸法は188×332×1,000mm(幅×奥行き×高さ)。重量は18.6kg。
また、秋から取り扱いを開始する新ブランドとして、カナダSim audioの製品を参考展示している。CDプレーヤーの「Eclipse」、「Equinox」、プリアンプの「P-8」、「P-5」、ステレオパワーアンプ「W-5」、「W-8」などを展示。プリメインアンプなどもラインナップする予定で、発売時期や価格は未定だが「プリメインアンプは50万円、CDプレーヤーは130万円程度の価格帯になる」という。 さらに、ARCAMのCDプレーヤー「FMJ-CD36」も参考展示している。既発売の「FMJ CD33T」(231,000円)の後継機となるモデルだが、発売日や価格、仕様は未定。ほかにも、イタリアのオーディオアクセサリー「Music Tools」のラックなどを展示している。
■ エレクトリ 新製品として、SIM2 MultimediaのDLPプロジェクタを展示している。フロントプロジェクタの「C3X」(330万円)は1,280×720ドットDMDの3板式。「HD2+ DarkChip 3」を採用しており、コントラスト比は65,000:1。輝度は2,500ルーメンで、ランプは250W UHP。レンズシフト機能を備え、50~300インチまでの投写に対応する。 リアプロジェクタの「RTX 45」は210万円。DMDベースの専用光学エンジンを採用しており、パネル解像度は1,280×720ドット。FaroudjaのDCDiやDVI入力を備える。デザイナーのGiorgio Revoldini氏が手掛けたというユニークなフォルムが特徴となっている。
また、FaroudjaのフルHD D-ILAプロジェクタ「DILA-1080pHD」も8月より販売している。1080pへの変換機能を備えたプロセッシングユニットと、プロジェクションヘッドで構成され、接続にはDVIを利用。0.8型 1,920×1,080ドットのD-ILAチップを採用し、コントラスト比は2,100:1。1.3倍ズームレンズを採用。価格は609万円。
■ そのほか リンのブースでは1本6万円からのエントリースピーカーシリーズ「KOMPONENT」を展示。9月から発売されているモデルで、トールボーイの「KOMPONENT 110」(135,000円/1本)、ブックシェルフ「KOMPONENT 104」(6万円/1本)、センター「KOMPONENT 106」(12万円)、サブウーファ「KOMPONENT 120」(18万円)を用意する。 フラッグシップスピーカー「KOMRI」で考案された「アレイ・テクノロジー」を導入しており、ツイータとミッドレンジ、ウーファの3ユニットを立体的に近接配置する「2K ARRAY」と呼ばれる独特の構造を採用。水平/垂直方向に均一で広角なサウンドエリアを実現するという。
□輸入オーディオ協議会のホームページ
(2005年10月7日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c)2005 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|