ブロードコム、H.264/VC-1、MPEG-2対応デコーダ －BD/HD DVDプレーヤー開発用リファレンスボードも

　米Broadcomは3日(現地時間)、H.264やWindows Media Video 9(VC-1)に対応するデコーダチップ「BCM7411D」を発表、既に量産出荷を行なっている。

　BCM7411Dは、Blu-ray/HD DVDでサポートされているH.264やVC-1に対応するシングルチップのデコーダ。H.264はHD解像度のHigh Profile(Level 4.1)、VC-1ではAdvanced Profile(Level 3)に対応する。また、MPEG-2のデコードも可能。さらに、Tomsonの「Film grain technology」もサポート。

　オーディオデコードは、ドルビーデジタルやDolby Digital Plus、DTS、DTS-HD、MLP Lossless、PCMなどに対応する。CATVや衛星放送のSTBなどに向けて出荷している従来チップをベースに開発された第4世代の製品となる。

　そのほか、Blu-ray Disc/HD DVDプレーヤーの開発用リファレンスプラットフォーム「BCM97438」も発表。同チップとデュアルチャンネル対応デジタルビデオシステムチップ「BCM7038」を搭載するリファレンスボードなどを発表し、リファレンスデザインをOEM向けに出荷開始している。

□Broadcomのホームページ(英文)
http://www.broadcom.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.broadcom.com/press/release.php?id=799861
□製品情報(英文)
http://www.broadcom.com/products/Cable/HDTV-SDTV-Video,-Graphics-%26-Receiver-Chips/BCM7411D
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(2006年1月5日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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