AACSの仕様で暫定合意。次世代光ディスクの準備整う

　Advanced Access Content System License Administrator(AACS LA)は、著作権保護技術「AACS」の仕様に関して、団体内での暫定合意に至ったことを明らかにした。これにより、ライセンス供与が近日中に開始される見込み。

　AACS(Advanced Access Content System)は、Blu-ray DiscやHD DVDなどの次世代光ディスクのパッケージソフト向けROM規格での採用が決定している著作権保護規格で、暗号化の仕組みやコンテンツ運用の枠組みなどが規定されている。

　AACSについては、HD DVD/ブルーレイの双方での採用が決定しており、早期の規格化が求められていた。東芝は2005年末のHD DVDプレーヤー国内発売に向けて作業を進めてきたが、AACSの規格化作業の遅れにより発売を延期。2006 International CESでは3月の北米市場投入を発表していた。

□AACSのホームページ
http://www.aacsla.com/
□AACS INTERIM ADOPTER AGREEMENT(PDF)
http://www.aacsla.com/support/AACS_Interim_Adopter_Agreement_060215.pdf
□関連記事
【1月5日】【CES】低価格プレーヤーやXbox 360で攻勢をかけるHD DVD
－北米でのソフト発売は3月28日。MS/Intelが積極支持
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060105/ces06.htm
【2005年12月13日】東芝、AACS規格化の遅れでHD DVDプレーヤー発売を延期
－「ライセンス開始後、速やかに発売」へ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20051213/toshiba1.htm
【2005年4月18日】著作権保護規格「AACS」の技術ドラフトが公開
－ブルーレイ/HD DVD向けのコンテンツ保護を実現へ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050418/aacs.htm

( 2006年2月18日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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