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株式会社東芝は、世界初のHD DVD-ROMドライブを搭載したノートPC「Qosmio G30/697HS」(PQG30697HS)を5月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は40万円前後の見込み。
最大の特徴は、HD DVD-ROMドライブを搭載したこと。再生専用だがHD DVDビデオソフトの再生が行なえる。さらに、HD DVDの機能である本編映像に各種メニューを重ねて表示するポップアップ・メニュー機能も利用できる。 また、次世代サラウンドフォーマットであるドルビーデジタルプラス、ドルビーTrueHD、DTS-HDもサポートするが、16bit/48kHzまでの対応となる。 HD DVDドライブは12.7mmと薄型だが、DVD/CD記録再生用の光学系を1つの対物レンズで構成することでDVD±R 4倍速、DVD-R DL 2.4倍速、DVD+R DL 2倍速、DVD-RAM 3倍速、DVD±RW 4倍速、CD-R 16倍速、CD-RW 10倍速の書き込みが可能。 また、地上デジタルチューナと、地上アナログチューナを内蔵したダブルチューナ仕様。地上デジタルのHDコンテンツをMPEG-2形式で録画できるほか、地上アナログとの同時録画も可能。さらに、液晶ディスプレイは17型で、解像度はフルHD(1,920×1,200ドット)。HD DVDやデジタル放送のハイビジョン映像を縮小せずに表示できる。 テレビ視聴にはテレビ/ビデオ統合ソフトの「Qosmio AV Center」を使用。なお、デジタルコンテンツのムーブに関しては、既発売の「Qosmio G30シリーズ」と同様、5月下旬提供される「Qosmio AV Center」のアップデータを適用することで、DVD-RAMへVR形式でムーブできるようになる。なお、HD DVD-ROMドライブ以外の仕様はG30/596LS(オープンプライス/実売38万円程度)と同じ。
さらに、外部映像出力用としてHDMI端子も装備。HD DVDコンテンツはHDMI端子からのみ出力可能。ほかにも、光デジタル音声出力、アナログRGB(D-sub 15ピン)出力、S映像出力、AV入力端子、i.LINKなども備えている。 CPUはIntel Core Duo T2500(2GHz)、メモリは1GB、HDDは240GB。グラフィックチップは「GeForce Go 7600」。高画質化エンジンとしてゴーストリデューサや10bitADコンバータなどを内蔵した「QosmioEngine」を搭載する。 音響面ではバスレフ型のharman/kardon製スピーカーを搭載。アンプは1bitデジタルアンプを採用。Gigabit EthernetやIEEE 802.11a/b/g対応の無線LANを内蔵。PCカードスロットや、SD/xD/メモリースティック対応のメモリーカードスロットも搭載。
バッテリ駆動時間は約3時間。最大外形寸法と重量は406×295×53.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約4.8kg。OSはWindows XP Home Edition。Office Personal Note 2003、Office One Note 2003も同梱する。
□東芝のホームページ
(2006年4月10日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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