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株式会社スクウェア・エニックスは20日、DVDで発売している映像作品「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」の全編を、Google Videoに無断でアップロードしていた人物の身元を特定。法的処置の準備を進めていたが、侵害者が損害賠償金を支払うことに同意したため、和解することに合意したと発表した。 米Googleが運営している動画アップロードサイトGoogle Video上に、無断でアドベントチルドレンの全編がアップロードされていることが2005年10月に判明。スクウェア・エニックスは米Googleに当該ファイルの削除要請を行ない、ファイルは早急に削除された。 スクウェア・エニックスはその後も調査を続行し、当該侵害者の身元を特定。その行為の悪質さから損害賠償請求訴訟のみならず、刑事告訴も視野に入れて取り組んでいたという。しかし、侵害者がアップロードしたことを認め、謝罪を表明、賠償金の支払いにも応じたため、4月17日付けで和解に至ったという。 なお、「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」のDVDは国内で2005年9月に発売されているが、海外ではリリースされていない。海外向けの英語吹き替え版は2006年4月24日に英国で、2006年4月25日に北米でそれぞれ発売を控えており、スクウェア・エニックスでは「今後も取り締まりを一層強化し、違法アップロードだけでなく、違法複製行為などに対しても、断固たる処置を取る」としている。
「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」は、プレイステーション用のゲームソフトとして‘97年1月に発売された「ファイナルファンタジーVII」の続編。ゲームではなく、フル3DCGの映像作品となっており、国内ではDVDとUMDビデオを合わせて、発売後3週間で70万枚のセールスを記録。発売約4カ月で100万枚を出荷した。
□スクウェア・エニックスのホームページ
(2006年4月20日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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