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日立マクセル株式会社は、4GB以上の容量を実現するSDカード上位規格「SDHC」に対応した国内初の製品として、マルチカードリーダ/ライタ「UA20-SDMSXD」を6月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2,000円前後の見込み。
「SDHC」は、SDメモリーカード規格Ver2.00に準拠したカードの名称。Ver2.00の規格化はSD Card Association(SCA)により、2006年初頭に完了。カードの形状や著作権保護機能などは従来のものと同じだが、ファイルシステムがこれまでのFAT16/12からFAT32に変更され、従来の最大容量である2GBを越え、最大32GBまでの大容量化が可能。ただし、ファイルシステムが変更されるため、FAT12/16にしか対応していない機器でSDHCをサポートすることはできない。 UA20-SDMSXDは4GBのSDHC対応カードまでサポート。そのほかに、MMC、xDピクチャーカード(従来モデル/Type M/Type H)、メモリースティック、メモリースティックProの、計5種類が利用できる。差込口はワンスロット設計で、規格の違いで差込口を選ぶ手間が省けるという。 PCとの接続には、USB 2.0を使用。バスパワーで駆動するため、外部電源は不要。対応OSはWindows Me/2000/XP。Mac OS 9.0.4~9.2.2、OS X 10.2~10.4.5。外形寸法は39×70×9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約20g。60cmのUSBケーブルが付属する。
なお、6月7日現在、SDHCに対応したメモリーカードは販売されていない。松下電器産業が4GBタイプを開発しており、2006年夏に発売するとアナウンスしている。また、三洋電機のHDムービーカメラ「Xacti DMX-HD1」が対応を予定している。
□日立マクセルのホームページ
(2006年6月7日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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