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松下電器産業株式会社は、3.1chスピーカーを内蔵したAVラック「ラックシアター」2モデルを9月1日より発売する。 価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、同社の薄型テレビ「VIERA」58~65型向けの「SC-HTR500-K」が20万円前後、32~37型向けの「SC-HTR100-K」が8万円前後の見込み。サラウンドデコーダや入出力端子などは両機種共通。 AVラックに3.1chスピーカーを内蔵した製品。新機能として、BDビデオやHD DVDビデオソフトなどに収められた5.1/7.1chのリニアPCM音声入力に対応した。従来モデルと同様に、サブウーファのユニットを左右に対向配置するデュアルドライブ方式で不要振動を抑える「振動キラー」と、前面ガラス扉も採用する。 HTR500は、フロント/センターのウーファに竹繊維の振動板を採用。竹繊維の表面をミクロフィブリル化(羽毛化)することで振動版としての利用を可能にしており、信号に忠実な振動と、優れた音の立ち上がり、高域の伸びるクリアな再生を実現したという。また、HTR500はワイヤレスリアスピーカー用の接続キット「SH-FX60」を追加することで、リアスピーカーも接続可能。
センタースピーカーのボックス内部には多孔性カーボン素材を採用、定在波を低減し、自然な再生を可能にしたとしている。 ドルビーバーチャルスピーカー機能や、セリフ/ボーカルの音声を聴きやすくするという「リアルセンター機能」を搭載。ドルビーデジタル/DTS/AAC/ドルビープロロジックのデコードに対応する。そのほか、サラウンド機能として11種類のSFC(Sound Field Control)も備える。 HTR500のスピーカーユニットは、フロントが8cm径/6cm径ユニット×各1、センターが8cm径ユニット×2と6cmユニット×1、サブウーファが13cmユニット×2で構成。HTR100は、フロント/センターが6.5cm径のハイブリッド2ウェイユニット×3、サブウーファが13cm径ユニット×2。
HDMI入出力を各1系統備え、1080p映像信号の伝送や、音声入出力に対応、VIERA Linkをサポートし、対応するDIGAやVIERAとの連携が可能。そのほかの音声入力端子は光デジタルが2系統、同軸デジタルが1系統。アンプ出力は、HTR500のフロントが50W×2ch、センターが50W、サブウーファが120W。HTR100はフロント40W×2ch、センター40W、サブウーファ100W。 HTR500は、天板を天然木の突板仕上げとし、表面は8工程に及ぶ光沢塗装を施した。耐荷重量は、HTR500の天板が約120kg、棚板が約12kg、底板が約20kg。HTR100は天板約80kg、棚板約12kg、底板約20kg。 本体に配線用の窪みを設けるほか、アンプの放熱スペース、サブウーファの音道スペースも確保しており、壁に近接した設置が可能。外形寸法と重量はHTR500が1,620×458×406mm(幅×奥行き×高さ)、約65kg。HTR100が920×458×400mm(同)、約37.5kg。リモコンが付属する。
なお、直販サイト「パナセンス」では両製品のモニター販売を実施。応募は入札式で、下限/上限価格と募集人数はHTR500が137,300円/185,700円で20名、HTR100が49,900円/74,900円で40名。応募締切は8月27日13時。
□松下電器のホームページ ( 2007年8月9日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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