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シーゲイト、レコーダ向けHDD「DB35」の容量1TBモデル
-ワイヤレスHDD「D.A.V.E.」は60GBに対応


7日発表の新製品一覧

9月7日発表


 日本シーゲイト株式会社は7日、同社のHDD新製品を発表した。2007年第3四半期より順次出荷を開始する。



■ ビデオレコーダ機器向け「DB35.4」シリーズ

DB35.4シリーズ

 家電機器向けHDDブランドのうち、デジタルビデオレコーダ向け第4世代3.5インチHDDシリーズ。

 最大容量は1TBまで用意。機能面は、既存のDB35シリーズと同様で、パフォーマンス最適化機能を搭載し、映像再生中に途切れないようにドライブを調整する。出荷開始は2008年第1四半期を予定している。


□ニュースリリース(DB35.4)
http://www.seagate-asia.com/sgt/japan/newsreleasecnt.jsp?articleId=3887
□製品情報(英文)
http://www.seagate.com/www/en-us/products/consumer_electronics/db35_series/db35_series_7200.4/
□関連記事
【2006年6月8日】シーゲイト、同社初の1.8型HDD。容量は60GB
-フラッシュ内蔵HDDなど全10製品を発売
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060608/seag.htm



■ ワイヤレスHDD技術「D.A.V.E.」は対応HDDを60GBに拡張

 無線LANやBluetoothによるワイヤレスHDD技術「Digital Audio Video Experience(D.A.V.E.)」では、搭載可能なHDDの容量を最大60GBにまで拡張した。既に機器開発メーカー向けへの提供は開始している。個人への販売は行なわれない。

 D.A.V.E.は3月に発表したワイヤレスHDD向け通信技術で、D.A.V.E.対応のワイヤレスHDDに映像や音楽などを保存し、対応携帯機器から無線接続して利用する。

 無線部の仕様は変わらず、IEEE 802.11b/g対応の無線LANとBluetooth 2.0を採用。内蔵するHDDは1.8インチサイズの小型HDD「Lyrion」で、最大容量60GBまでのドライブに対応可能になった。そのほか形状などについても変更はない。

ワイヤレスHDD技術「D.A.V.E.」リファレンスモデル。1.8インチHDDを内蔵して利用 主な仕様。最大容量60GBのHDDに対応した 3月発表時の「D.A.V.E.」のリファレンスモデル


□製品情報(英文)
http://www.seagate.com/www/en-us/products/consumer_electronics/DAVE/
□関連記事
【3月5日】シーゲイト、無線/Bluetooth接続のワイヤレスHDD技術
-1.8型HDDを内蔵。携帯機器との連携を想定
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070305/seagate.htm



■ 外付けHDD「Maxtor OneTouch」シリーズほか

 個人向け外付けHDD「Maxtor OneTouch」シリーズは、「Maxtor OneTouch 4」ファミリとしてラインアップを拡大。2007年第3四半期より順次出荷を開始する。

 インターフェイスを一新し使いやすさを向上した「Maxtor OneTouch 4」は、内蔵HDDの容量として250/500/750GBモデルを用意。セキュリティ面を強化し、バックアップソフトなどが付属する上位モデル「Maxtor OneTouch 4 Plus」も発売し、容量は最大1TB。そのほかコンパクトな筐体を採用し、持ち運びが容易なモバイルモデル「Maxtor OneTouch 4 Mini」も発売を予定している。

 そのほか、デスクトップPC向けに、AES方式の暗号化機能を搭載する3.5インチHDD「Barracuda FDE」シリーズを発表、最大容量は1TBを用意する。また、ノートPC用2.5インチHDD新モデル「Momentus 5400.4」(最大250GB)や、サーバー向け3.5インチHDD「Cheetah 15K.6」(最大450GB)、監視カメラシステム向け3.5インチHDD「SV35.3」(最大1TB)も同時に発表した。


□ニュースリリース(Maxtor OneTouch 4)
http://www.seagate-asia.com/sgt/japan/newsreleasecnt.jsp?articleId=3885
□ニュースリリース(Momentus 5400.4.4)
http://www.seagate-asia.com/sgt/japan/newsreleasecnt.jsp?articleId=3886
□ニュースリリース(Cheetah 15K.6)
http://www.seagate-asia.com/sgt/japan/newsreleasecnt.jsp?articleId=3888



■ フラッシュメモリ市場への進出は2008年から

 日本シーゲイトの小林剛社長は製品発表会にて、D.A.V.E.技術などについて解説した。

小林 剛社長

 「このままの形で出荷されるタイプの製品ではないが、関連機器などとの接続がワイヤレスで簡単にできる機能を内蔵して、機器開発メーカーに提供している。コンテンツをHDD内に保存し、簡単に持ち運んで、ワイヤレスで利用できる、正にユビキタスの時代を支える製品」と説明した。

 利用イメージとしては「テレビの上に置いて、ワイヤレスでHDD内に番組を録画し、それをそのまま持ち出して外でテレビを見る、といった新しいライフスタイルを実現できる」と紹介した。

 また、8月に米国で報道された、2008年よりフラッシュメモリ市場に進出する件について、小林氏からは「フラッシュメモリやHDD、そしてハイブリッドタイプのそれぞれに長短所がある。市場の動向を見て、2008年からフラッシュメモリ製品を市場に投入していく方針に変更はない」とした。

 ただし、具体的な製品などの情報については「現時点では、具体的に提示できる情報はない」とした上で、フラッシュメモリ製品の問題点について「フラッシュメモリ製品では、メモリを管理するシステム部の開発にかかる費用も重要だが、特にメモリの値段の高さが非常に大きな問題。たとえ製品を出してもあまり高いと買ってもらえないわけで、ある程度購入してもらえる値段設定をする必要がある」と言及した。

 ただし、値段については「半導体デザインルールの更新などにより、今後改善していくと思われるので、現在は導入のタイミングを見ている段階である」とした。

□日本シーゲイトのホームページ
http://www.seagate-asia.com/sgt/japan/homepage.jsp
□ニュースリリース
http://www.seagate-asia.com/sgt/japan/newsreleasecnt.jsp?articleId=3884
□関連記事
【3月10日】シーゲイト、1インチ垂直記録HDDを国内発表
-「VOD普及で、ポータブルでもHDD市場が拡大」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060310/seagate.htm
【2005年6月9日】Seagate、3.5インチ500GBなどデジタル家電向けHDD
-1インチ8GB HDDも。2.5インチHDDがXbox 360に採用
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050609/seagate.htm

( 2007年9月7日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


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