◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
Blu-ray版「FF VII アドベントチルドレン」発売が2008年に延期
-ゲームショウで発表。グランツーリスモに動画機能


会期:9月20日~23日
   (20/21日はビジネスデイ)

入場料:一般1,200円
    前売券1,000円/小学生以下無料

会場:幕張メッセ


 20日から幕張メッセで開幕した「東京ゲームショウ 2007」(一般公開は22日/23日)。ゲームの新作タイトルの展示に注目が集まっているが、AV Watchではゲームから派生したBlu-ray Discビデオタイトルの動向についてレポートする。


■ BD版「FF VII アドベントチルドレン」は2008年に延期

SQUARE ENIXのブース

 昨年のゲームショーでBDビデオ化されることが明らかになった「FF VII アドベントチルドレン」。5月に行なわれた「SQUARE ENIX PARTY 2007」では、BDビデオ版に追加されるという新作カットなども公開されていたが、発売日が従来の「2007年内」から、2008年へと延期された。

 具体的な発売日は未定で、価格も明らかにされていない。決定しているのはハイビジョン画質で収録されることと、複数言語の音声トラックを収録すること。そして一部のシーンを新規編集版にリニューアルした「コンプリートバージョン」になることだ。時間の経過、戦闘の経過に伴う「汚れ」の要素も加味されているという。

 今回のゲームショーでは、特典映像を収録していることが明らかになっている。具体的な内容は未定だが「従来のDVD/UMD版では容量の関係で収録できなかった映像、マスターアップのタイミングで収録できなかった映像なども加え、更なる新規特典映像の収録を予定している」という。

(C) SQUARE ENIX CO., LTD. ALL Rights Reserved. CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA

□関連記事
【5月12日】BD版「FF VII アドベントチルドレン」最新映像公開
-「SQUARE ENIX PARTY 2007」。2007年発売
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070514/squeni.htm
【2006年1月16日】FF VII「アドベントチルドレン」のDVD&UMDが100万枚突破
-発売4カ月。「日本の成功活かし、欧米発売に臨む」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060116/squeni.htm
【2005年9月27日】【DVD】第190回:前回の映画は忘れてください
究極のCG美「FF VII アドベントチルドレン」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050927/buyd190.htm


■ 「.hack//G.U.」がBDビデオの映像作品に

 バンダイナムコゲームスのブースでは、14日に発表されたBDビデオソフト「.hack//G.U. TRILOGY」のプロモーションビデオを公開している。2008年1月25日発売予定で、価格は10,290円。DVD版も7,140円で同日に発売される。発売元はバンダイビジュアル。

バンダイナムコゲームスのブースでプロモーションビデオが上映されている「.hack//G.U. TRILOGY」

 オンラインゲーム“The World R:2”で繰り広げられるドラマを軸とした作品で、バンダイ、バンダイビジュアル、テレビ東京、角川書店などが参加する「.hack//G.U.」プロジェクトの最新作。全編3DCGで描かれており、ゲーム版を開発したサイバーコネクト・ツーが、自ら手掛けた長編映像作品であることが特徴だ。

 映像は数分の短いものだが、ハイクオリティな3DCGが、ハイビジョンならではの高精細で収録されていることがわかる。物語の詳しい内容は不明だが、ハセヲの激しいバトルシーンなど、気になる場面を一足先に観ることができる。

□関連記事
【9月14日】「.hack//G.U.」の新作OVAがBlu-rayで発売
-全編3DCG。ゲームショーで動画公開予定
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070914/bandai.htm


■ グランツーリスモ5 プロローグに動画再生機能

 BDビデオではないが、PLAYSTATION 3用ゲームソフトの新作として注目を集めるソニー・コンピュータエンタテインメントの「グランツーリスモ 5 プロローグ」に、車関連動画の再生機能が実装されていることが明らかになった。

ポリフォニー・デジタル 山内一典代表取締役プレジデント

 同ゲームはリアリティのある車のグラフィックや挙動を特徴としており、エンジンルームなど、車の細部に至るまで忠実に表示できることから、「これまでのレースゲームの枠を超えた、車好きのプレーヤーが車に関する様々なエンターテイメントを堪能できる場としての展開を予定している」(ポリフォニー・デジタル 山内一典代表取締役プレジデント)という。

 今回新たに公開されたメインメニューでは、動画背景として車と背景が1080pでリアルタイムレンダリングされているが、その車種や、配置する背景はユーザーが自由にカスタマイズ可能。時計やカレンダーも表示されているほか、インターネットに接続されていれば、画面下部に車に関するニュースや、車メーカーの新車情報のリリースなどがテロップ形式でリアルタイムに表示されるという、これまでのゲームメニューの概念を超えたものになっている。

 このメニューにはゲームをスタートする「レース」や、ユーザーが登場できる車を選ぶ「ガレージ」、各社の車を自由なアングルから観賞したり、最新車種のデータが順次追加される「ディーラー」などのアイコンが並ぶほか、「テレビ」と名付けられたアイコンがある。

 これは、「BestMOTORing」(ベストモータリング)や、SUPER GT選手権の中継映像、BMWや日産といった車メーカー各社のイメージクリップなど、車に関する映像コンテンツを配信するコーナーで、ネット経由で視聴できる。「F1はテレビで頻繁に放送されているが、それ以外のレースや車に関する情報はなかなかテレビ放送されない。確かに視聴者は少ないのかもしれないが、多くの人が楽しめるポテンシャルを秘めた車関連のコンテンツは沢山ある。それをグランツーリスモ上で提供できれば面白いんじゃないかと考えた」(山内氏)という。

リアルなグラフィックと挙動が話題の「グランツーリスモ 5 プロローグ」 公開されたメインメニュー。時計やカレンダー、天気予報、車関連のニュースまで表示されている。下のアイコンメニューにテレビのマークがある テレビアイコンを押すと、車関連の動画再生メニューへと切り替わる
(c)Sony Computer Entertainment Inc.
All manufacturers, cars, names, brands and associated imagery featured in this game are trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners. All rights reserved. Any depiction or recreation of real world locations, entities, businesses, or organizations is not intended to be or imply any sponsorship or endorsement of this game by such party or parties. Produced under license of Ferrari Spa. FERRARI, the PRANCING HORSE device, all associated logos and distinctive designs are trademarks of Ferrari Spa. The body designs of the Ferrari cars are protected as Ferrari property under design, trademark and trade dress regulations.

 コンテンツの視聴料などの詳しいアナウンスは行なわれなかったが、ゲームから動画コンテンツを視聴するという、新しい提案に注目が集まっていた。

 「グランツーリスモ 5 プロローグ」は12月31日にパッケージ版とダウンロード版で同時発売。価格はパッケージ版が4,980円、ダウンロード版が4,500円となっている。なお、それに先立って10月20日には「グランツーリスモ 5 プロローグ」の無料体験版もPS3向けに配信。これには10月27日から開幕する「第40回東京モーターショー2007」で公開される各社スポーツカーなどのデータがいち早く収録されているという。しかし、20日の段階では使うことはできず、27日のモーターショーでの公開に合わせて、順次新しい車をグランツーリスモ上で試乗できるようになるという。

Xbox 360エリートや新しい周辺機器なども展示されている ゲームショーは、日本の漫画、音楽などの各種コンベンツ/イベントを世界にアピールするフェスティバル「JAPAN 国際コンテンツフェスティバル」(CoFesta/コ・フェスタ)の皮切りとなるイベントでもある。会場ではCoFestaのブースも設けられており、ブルードラゴンやアイドルマスター、バイオハザードなど、ゲームから誕生した映像作品への広がりなどを紹介している

今年も各社のブースではコンパニオンがイベントに華を添えている

□東京ゲームショウ公式サイト
http://tgs.cesa.or.jp/

(2007年9月20日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.