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株式会社東芝は、ワンセグの視聴/録画が可能な「gigabeat」の新モデルとして、ワンセグ映像補正技術「トギレナイザー」を搭載した「gigabeat V41」を10月19日に発売する。カラーバリエーションとして、ブラック(K)、ダークネイビー(L)、シャンパンゴールド(N)の3色をラインナップ。価格はオープンプライスで、直販サイト「Shop1048」の価格は29,800円となっている。 同社では、gigabeat V41の発売について「ポータブルメディアプレーヤー市場のさらなる拡大と、シェアの拡大を図っていく」としている。OSはWindows Mobile softwareを搭載する。
最大の特徴であるトギレナイザーは、同社独自開発のワンセグ映像補正技術。ワンセグ放送の電波が一時的に途切れたりするような受信状態でも、欠落した映像ブロックを、そのまま表示するのではなく、周囲の正しい映像ブロックから予測。補完処理しながら映像を再生し続けることで、映像への影響を最小限にとどめるとしている。 本体に4GBのフラッシュメモリを内蔵するほか、gigabeatとしては初めてSD/SDHCカードスロットも搭載。最大8GBまで対応する。ワンセグは視聴のほか、録画も可能で、内蔵メモリに加え、SD/SDHCカードにも番組の直接録画も可能。さらに、本体メモリに録画した番組を、SD/SDHCカードへ移動することもできる。 デジタルカメラで撮影したJPEG画像を記録したSD/SDHCカードの再生にも対応し、画像の撮影日やサイズなどの画像情報も表示可能。同社では、「フォトビューアーとしても便利に使える」としている。 ワンセグ放送は、内蔵メモリに約20時間、最大99番組まで録画可能(SD/SDHCカードも最大99番組)。EPG表示も可能で、録画予約もできる。ワンセグの表示方法は「番組情報表示」、「標準表示」、「拡大表示」から選択でき、番組視聴中にも、クイックメニューからその番組を録画したり、タイマー予約を設定可能。また、日時指定の予約も行なえる。なお、データ放送には非対応となっている。 ディスプレイは、最大約26万色の再生が可能な3.5型320×240ドット液晶を搭載。外形寸法は115×75×14.2~23.5mm(縦×横×厚さ)、重量は約168gで、従来のHDD搭載ワンセグモデル「gigabeat V401」(75.5×124.5×18~24mm/244g)から約2/3に軽量化。 片手でも長時間持ちやすいという「ワンハンドグリップ」を採用するほか、ボタン類などの操作キーも本体右サイドに集約している。同社では、「随所に繊細なこだわりが息づくデザイン。操作ボタンはすべて前面に配置。背面はすべりにくいラバー調で、長時間持っても疲れない。忙しい朝を過ごすビジネスマンにとっては、朝食をとりながらスピーディーに、その日のお天気やトップニュースをチェックできる」とアピールしている。 PCとはUSB 2.0で接続し、転送にはWindows Media Playerを利用する。対応フォーマットは音声がWMA/WMA 9 Lossless/MP3/WAV、動画がWMV、静止画がJPEG。著作権保護技術には「Windows Media DRM 10」を採用し、各社が提供する定額制音楽サービスなどで購入した楽曲なども再生できる。さらに、株式会社ピクセラが運営する配信サイト「ListenBook」から、オーディオブック1作品をダウンロードできるクーポン(有効期限:2008年8月31日まで)も同梱する。 バッテリ駆動時間は、ワンセグ視聴で約10時間、動画再生で約13時間、音楽再生で約40時間。同社のgigabeatシリーズの特徴ともなっている、音質改善技術「H2Cテクノロジー」は搭載されていないが、本体にモノラルスピーカーや外部アンテナ端子(3.5mmミニジャック)を内蔵するほか、専用スタンドが付属しており、テレビとしての使い勝手が重視されたモデルとなっている。
□東芝のホームページ ( 2007年9月27日 ) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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