ソニーの新BDレコーダが有機系BD-Rに正式対応 －有機系BD-Rへの記録/再生が可能に

BDZ-X90

11月7日より提供開始

　ソニーは、Blu-ray Discレコーダの「BDZ-X90/L70/T70/T50」の4製品で、デジタル放送波を利用したソフトウェアアップデートを11月7日より開始する。アップデートにより、有機色素系材料を採用したBD-Rディスク(LTH)に対応する。

　アップデータは、地上/BSデジタル放送で提供し、期間は11月7日から2008年1月27日まで。LTHタイプのBD-Rディスク(BD-R Ver.1.2)への記録/再生が可能となるほか、機能改善が行なわれる。

　BDZ-X90/L70/T70/T50は、11月発売のBDレコーダ新モデル。全モデルでMPEG-4 AVC/H.264エンコーダを搭載し、デジタル放送をAVCに変換して録画可能で、320GBのHDDの場合、最大105時間(LSR/AVC 6Mbps)の録画が行なえる。

　記録膜に有機色素を使ったBD-Rディスクは、既存のCD-R、DVD-Rの塗布型製造設備を一部改造するだけでBD製造ラインに転用できるため、ディスクの低価格化が見込めるという利点がある。ただし、従来の無機材料を利用したBD-Rとは、読み取り方式が異なるため、ドライブ側の対応が必要となる。

　現在、三菱化学メディアや太陽誘電、富士フイルム、日立マクセルなどが開発を進めている。年内の製品発売を予告しているメーカーもあるが、現時点では製品の正式発表は行なわれていない。

CEATECに展示された三菱化学メディアのLTH型BD-R	CEATECに展示された太陽誘電のLTH型BD-Rのパッケージ

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/BD/product/
□「BDZ-X90/L70/T70/T50」ソフトウェア更新放送ダウンロード開始のお知らせ
http://www.sony.jp/products/Consumer/BD/support/information/archives/071106.html
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( 2007年11月6日 )

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