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松下電器産業株式会社は、小音量時の臨場感を高めたラックシアター2製品や、VIERA Linkに対応した「センサーカメラ」などのVIERA周辺機器を2月15日より順次発売する。価格はいずれもオープンプライス。
また、同社のVIERA Linkに対応したHDDレコーダ内蔵のCATV用STBも5月中旬より順次提供開始。既存のHDDレコーダ内蔵CATV用STBもファームウェアアップデートで、VIERA Linkに対応する。 ■ ラックシアター AVラックに、フロント2chとセンタースピーカー、サブウーファを内蔵した3.1chシアターシステム。「SC-HTR310-K」は、42~50型のVIERAとの連携を想定、「SC-HTR210-K」は37~42型VIERA向けとしている。
出力は総合285Wで、フロント/センターが各65W、サブウーファが90W。フロント/センタースピーカーユニットは、6.5cm径のフルレンジで、竹繊維振動板の採用により、クリアな音楽再生を可能とした。サブウーファは13cm径のコーンユニット×2を本体左右に対向配置した、デュアルドライブ方式で、不要な低音振動を約65%カットした「振動キラー」構造としている。 ドルビーデジタルやDTS、AACの各種デコーダを装備するほか、ドルビーバーチャルスピーカーに対応。2ch音声をサラウンドで楽しめる。サラウンドモードは正確なスピーカー定位を実現するという「REFERENCE」と、より広い包囲感を伴う「WIDE」モードの2種類が選択できる。 さらに、新たに「ウィスパーモードサラウンド」を搭載。小音量では聞こえにくい低音域の周波数特性を補正することで、「小さな音でもコンテンツ本来の豊かな臨場感を再現できる」としている。
BDビデオソフトなどに収められた5.1/7.1chのリニアPCM音声入力にも対応。また、別売のワイヤレスサラウンドスピーカー「SH-FX60」を増設することで、5.1chシステムとして利用できる。 HDMI入出力を各1系統装備し、VIERAとHDMIケーブルで接続するだけで、シアターシステムとして活用できる。2系統の光デジタル入力も備えている。VIERAとのHDMI連携「VIERA Link」も強化し、「番組ぴったりサウンド」機能を新搭載。サラウンドモードを「オート」に設定している場合、デジタル放送の番組表情報にあわせて、シネマやニュース、スタンダードなど、最適なモードに自動切り替えする。また、最新のDIGA「DMR-XP12/XP22V」に録画した番組を再生する際にも、番組情報に基づいてサウンドモードを自動選択できる。 ラック部は、キャスター付きで、前面ガラス扉を採用。DIGAなどの周辺機器を、SC-HTR310Kは4台まで、SC-HTR210-Kは2台まで収納できる。耐荷重量は天板が80kg、棚板が12kg、底板が20kg。 消費電力は125W。SC-HTR310-Kの外形寸法/重量は1,300×458×444mm(幅×奥行き×高さ)/約50kg。SC-HTR210-Kは1,080×458×444mm(同)/約43kg。 ■ センサーカメラ
また、VIERAの画面で駐車場や玄関など、屋外の様子を確認できる「センサーカメラ」も4月15日より発売する。 屋外に設置するIP接続の監視カメラで、「VL-CM140KT」と、LEDライトを備えた上位モデル「VL-CM160KT」をラインナップ。対応VIERAは最新のPX80シリーズとLX80/8シリーズ。 いずれも、VIERAとLAN接続し、監視カメラとして利用可能。センサーが侵入者などを検知した場合、VIERAの画面にセンサー反応があったことをメッセージ表示し、リモコンを操作することでカメラの映像を画面上で確認ができる。 「動作センサー」と「人感(熱)センサー」のダブルセンサーを搭載し、敷地内に侵入した人物などを逃さず、検知できるという。撮像素子は1/4型、32万画素のCMOSで、映像範囲は水平約58度、垂直約45度。出力画像はJPEG。ともにJIS棒数保護等級3相当の防雨性能を備えている。 また、「みえますねっとLite」サービスを用いて、センサー反応時にカメラが撮影した画像を外出先から携帯電話で確認できる。同サービス利用時には、カメラの撮影画像を最大100枚までサーバーに自動保存。登録した携帯電話にメッセージを送信し、最大4台までの携帯電話から画像を確認できる。家庭内のネットワークの場合、パソコンのWebブラウザからもセンサーカメラの映像を確認できる。
外形寸法/重量は「VL-CM140KT」が106×57×106mm(幅×奥行き×高さ)/約280g、「VL-CM160KT」が108×64×148mm(同)/約495g。 ■ CATV用デジタルSTBもVIERA Link対応に また、同社がCATV事業者向けに供給しているCATVデジタルセットトップボックス(STB)についても、HDDレコーダ内蔵/VIERA Link対応の「TZ-DCH2000B/DCH2800B/DCH2810B」3モデルを5月中旬より納入を開始する。 新STBのVIERA Link対応機能では、VIERAのリモコンからSTBリモコンに持ち替えることなく、STBを操作できる。VIERA Linkのメニューから「ケーブルテレビを見る」を選択すると、STBの電源ONと入力切替が行なわれる。また、CATVの番組選択やHDDへの録画予約、録画番組再生などの各種操作がVIERAのリモコンから可能になる。 さらに、すでに提供済みの「TZ-DCH2000/DCH2000A/DCH2800/DCH2810」の4モデルについても、5月を目標にVIERA Linnk対応ファームウェアを提供予定としている。 □松下電器産業株式会社のホームページ ( 2008年1月21日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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