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株式会社日立製作所は26日、9月30日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2008」において、RGBのLEDバックライトを搭載し、最薄部15mmを実現したという37V型の次世代薄型液晶テレビを参考出展すると発表した。 同社は2007年12月から、最薄部35mmの液晶テレビ「Wooo UT」シリーズを発売しているが、試作機では新たにRGB LEDバックライトを搭載。最薄部15mmを実現したという。HDTV比150%以上という広色域表示が可能。サイズは37V型。重量も10kgと軽量になっている。 同試作機では省電力化も追求しており、目標として「2009年以降に2007年比で2分の1の消費電力」を掲げている。 CEATECでの同社ブースではほかにも、24日にアナウンスされた超解像技術も展示。SDだけでなくHD映像に対しても、解像度に応じた最適な倍率で、遠近感を損なうことなく高精細映像に変換できるという技術で、SDとHD映像が混在するテレビでの活用が見込まれている。 ほかにも、テレビを活用したネットワークサービスの紹介コーナーも用意。PCや携帯電話から送られた静止画や動画をテレビで楽しめる「ビデオdeメール」の体感コーナーや、テレビに内蔵したHDDや、リムーバブルなiVDR-Sに、ネットワークからダウンロードした映像を保存する技術なども紹介する。
テレビのレイアウト提案では「Style・自由型」をコンセプトに掲げ、テレビ本体に本金箔を施したものや、深みのある木目、見る角度で輝きが変化する表面仕上げのものなど、11種類のカラーバリエーションを展示。壁寄せ、コーナー置き、内壁タイプなど、アルミ素材を基本として組み立てるテレビスタンド「自由組曲」のバリエーション展示も予定している。
□日立製作所のホームページ
(2008年9月26日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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