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LG、Dolby Vision対応で約20万円の49型4K液晶TV

55型「55UH7700」は約23万円

 LGエレクトロニクス・ジャパンは、HDR技術の「Dolby Vision」に対応し、実売20万円からの4K液晶テレビ「UH7700シリーズ」を6月24日より発売する。55型の「55UH7700」と49型「49UH7700」を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は55型が23万円前後、49型が20万円前後。

UH7700シリーズ

 LGの4K液晶テレビでは、Dolby Vision対応の最上位シリーズ「UH8500」と、HDR対応の「UH7500」、「UH6500」シリーズを展開していたが、UH7700は、UH8500とUH7500の間のミドルクラスに位置づけられる製品。4K IPSパネルを採用するほか、上位機と同様にDolby Visionに対応する点が特徴となる。

 55/49型のいずれも、3,840×2,160ドットの4K IPSパネルを採用。LEDはエッジ型だが、LED部分駆動のローカルディミング技術と、パネル表面の反射防止フィルムなどにより映像のコントラストを向上。10bitパネルの採用により、色表現も高めている。視野角は178度。

 映像エンジンはPrime Mastering Engine。HDR映像に対応し、独自のColor Prime技術や、高輝度補正技術、3D Color Mapping技術などにより、HDRの色彩を最大限に引き出せるとする。DolbyによるHDR技術「Dolby Vision(ドルビービジョン)」にも対応し、対応映像の色彩情報を読み取り、映像本来の色再現が可能になるという。なお、Dolby Vision対応のためには、本体のソフトウェア・アップデートが必要となる。3Dには非対応。

 スピーカーは、harman/kardonと共同開発した2ch構成で、実用最大出力は10W×2ch。テレビが置かれた空間の音響環境を測定し、音質を自動補正する「マジックサウンド」により、部屋に適したバランスの整ったサウンドが楽しめるという。

 チューナは、地上/BS/110度CSデジタル×2で、別売USB HDDへの録画に対応。入力端子はHDMI×3とコンポーネント×1、コンポジット×1。出力は光デジタル音声、ヘッドフォン出力など。USB×3(USB 3.0×1、USB 2.0×2)や、Ethernetを装備。MiracastやWi-Fi Directにも対応する。

 OSはwebOS 3.0で、マジックリモコンを使ってポイント&クリックによる画面を指示しての操作や、注目したいポイントを最大500%まで拡大できる「マジックズーム」、テレビを音楽再生専用に使う「ミュージックプレイヤー」、登録チャンネルをすぐに呼び出せる「お気に入りチャンネル」、2画面表示の「マルチビュー」などの機能を利用できる。Webブラウザを備え、Hybridcastにも対応する。

 消費電力は55型が170W、55型が160W。年間消費電力量は55型が119kWh/年、49型が118kWh/年。外形寸法/重量は55型が123.9×26.3×77.2cm(幅×奥行き×高さ)/18.8kg、49型が110×26.3×69.5cm(同)/15.4kg。リモコンは、マジックリモコン(AN-MR650)。