ニュース

マクセル、ダイヤモンドを超える硬度の振動板採用ハイレゾイヤフォン「Graphene」

 日立マクセルは、ダイヤモンド以上の硬度を持つという「グラフェンコート振動板」を業界で初めて採用した、ハイレゾ対応イヤフォン「Graphene(グラフェン)」2モデルを8月25日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、ステンレス合金×高剛性ABS樹脂製筐体の「MXH-GD200」が11,800円前後、アルミ合金×樹脂の「MXH-GD100」が8,980円前後。

ステンレス合金×高剛性ABS樹脂製筐体の「MXH-GD200」

 カラーはGD200がシルバーのみ。GD100はブラックとホワイトを用意する。7月16日、17日にベルサール秋葉原で開催される「ポータブルオーディオフェスティバル2016」(ポタフェス)に出展予定。

 2機種に共通する特徴は、ダイヤモンド以上の硬度を持つというグラフェンコートの振動板をダイナミック型ユニットに採用した事。口径は10mm。振動板の分割振動を抑制し、ひずみの少ないクリアな再生音を実現するという。伝播速度も速く、可聴帯域を超える70kHzまでの高域再生も可能にしている。

 再生帯域は20Hz~70kHz。ボイスコイルはCCAW。インピーダンスは16Ω。音圧感度は92dB/mW。

アルミ合金×樹脂の「MXH-GD100」。ホワイトとブラックの2色を用意する

 2機種の違いは筐体の素材で、上位モデルのGD200は、ステンレス合金とカーボンを充填した高剛性ABS樹脂を組み合わせたハイブリッド仕様。不要共振を抑制し、「高精細で艶のある再生音を実現する」という。

 GD100は、制振性に優れた高剛性アルミニウム合金とABS樹脂のハイブリッド。「クリアで透明感のある再生音を実現する」としている。どちらのモデルも2つのバスポートを備え、音の広がりと低域の強化も図っている。

 GD200のみの特徴として、ケーブルにグランド信号を分離した4芯タイプを採用。クロストークを低減している。入力端子はどちらのモデルも3.5mmのステレオミニでL型、金メッキ仕上げ。長さは1.2mでY型。

 ケーブルを除いた重量は、GD200が20g、GD100が15g。イヤーピースはS/M/Lの3サイズで、ホワイトとブラックを用意。キャリングポーチも付属する。