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FiiO X7でバランス出力が楽しめる交換アンプ「AM3」。実売15,000円

 小柳出電気商会(オヤイデ)は、ハイレゾオーディオプレーヤー「FiiO X7」で2.5mm 4極ジャックのバランス出力が可能になる交換アンプモジュール「AM3」を8月5日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,000円前後。

FiiO AM3

 また、X7本体とAM3をセットにしたモデルも数量限定で8月5日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は108,000円前後。

 FiiO X7は本体下部のアンプ部がモジュール構造となっており、付け替えて音の違いが楽しめる。新たに発売されるAM3はバランス出力対応モジュールで、'15年のX7発売時に「後日発売予定」とアナウンスされていたもの。

 バランス出力対応の2.5mm 4極ジャックに加えて、3.5mmのステレオミニ出力も搭載、同時出力可能なデュアルアウト方式。オペアンプ/バッファICはTI「TPA1622」を搭載し、フルチャンネルのバランス出力とステレオミニ出力の両方を、低歪み率で実現する。ヘッドフォンの推奨インピーダンスは16〜300Ω(バランス)、16〜150Ω(ステレオミニ)。

AM3の内部構造

 出力は、バランス時は420mW(16Ω)、540mW(32Ω)、70mW(300Ω)。ステレオミニ時は250mW/190mW/25mWへと強化される(X7標準搭載のアンプ「AM1」は200mW/100mW/10mW)。バッテリ駆動時の連続使用時間は、バランス/ステレオミニともに約6時間以上。

 FiiO X7は、DSD 5.6MHzやPCM 384kHz/32bitなどのネイティブ再生が可能な、Android搭載ハイレゾプレーヤー。内蔵メモリは32GBで、1基のmicroSD/SDHC/SDXCスロット(最大128GB)も備える。

 X7用の交換モジュールはこれまで、AM1の出力を350mW(16Ω)に強化する交換モジュール「AM2」や、800mW以上(16Ω)に強化するハイパワーアンプ「AM5」、microUSB端子のみを備える「AM0」が発売されている。

AM3の回路概要