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AUDEZE、平面駆動イヤフォン「iSINE」を12月中旬発売。iSINE 10は約5万円、iSINE 20は8万円
2016年11月4日 11:14
アスクは、米AUDEZEの平面駆動型インイヤーイヤフォン「iSINE」シリーズを12月中旬より発売する。世界初の平面駆動方式振動板を採用したイヤフォンで、「iSINE 10」とボイスコイルの強化などで音質を向上した「iSINE 20」の2モデルを発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はiSINE10が49,800円前後、iSINE20が79,800円前後。
「iSINE 10」と「iSINE 20」は、30mm径の平面駆動型ユニットを採用したセミオープン型のイヤフォン。通常のステレオミニケーブルに加え、Lightningケーブルが付属し、iPhone/iPadからのデジタル出力が利用できる点も特徴。
ミクロン単位の極めて薄い振動板「Uniforce」を強力なマグネットで駆動することで、フラットな周波数特性を持ち、全帯域で高い解像度と広いサウンドステージを体感できるという。ドライバ自体は、1つのユニットで構成されるため、バランスド・アーマチュア(BA)のマルチドライバーと異なり、クロスオーバーによる音のばらつきがなく、歪が少ない点が特徴。
「iSINE 20」は、ボイスコイルの配線密度を約2倍に増やし、解像度や音場感を高めたという上位機種。振動板にエッジングしているワイヤーの長さが「ほぼ倍」としている。また、iSINE 20はカラーをブロンズとしている。
周波数特性はいずれも10Hz~50kHzで、最大出力は120dB,3W。インピーダンスはiSINE 10が16Ω、iSINE 20が24Ωとなる。ケーブルを除く重量は20g。
イヤフォンケーブルは交換可能で、2pinの端子を用意。Lightning端子の「Cipher Lightningケーブル」とステレオミニケーブルが付属する。
iPhone/iPad/iPod touchとのLightning接続時は、ケーブル内部のDAC/DSPチップによって24bitまでの音源をデジタル入力して高音質で聴くことが可能。iOSアプリ「Audeze」を使って10バンドのイコライザなども利用できる
Cipherケーブルには、DACやDSP、ヘッドフォンアンプなどを内蔵。イコライザの設定はケーブルに保存されるため、iPhoneから別のiPhoneやiPadに繋ぎ変えても、同じ設定で使える点も特徴としている。