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Parrotのドローン「Bebop 2」に、ユーザーを追尾して撮影する「フォローミー機能」

 仏Parrotは、空撮可能なドローン「Bebop 2」向けの新機能として、指定した人物などをドローンが自動で追跡しながら撮影する「フォローミー機能」を3日に提供した。操作アプリ「FreeFlight Pro」iOS版の中で機能を購入でき、価格は2,400円。15日の無償トライアルも可能。Androidアプリ向けの提供は12月を予定している。

フォローミー機能のイメージ

 ランニングや登山、サイクリングなどをしている人に自動的に追従し、撮影してくれる機能。アプリから指定した物を追跡するが、対象物と周辺環境との色や形状の違いを明確に区別し、1m未満という高精度なフレーミングをして、「対象物を常にフレームの中心に置き、撮影できる」という。また、被写体が持つスマートフォンのGPSも活用し、最大5mの精度で位置を特定。気圧計を備えたスマホを使った場合は、その情報も用いて対象物の垂直方向の追跡をより正確にできるという。

スマホの気圧計を使い、対象物の垂直方向の追跡をより正確に行なう
Parrot Bebop 2 - Follow-me GPS & visual tracking

 2つの動作モードを用意。「オートフォロー」は、フライト高度、対象物との距離(5m 以上)、撮影角度を設定し、ユーザー自身を被写体として指示すると、ドローンが自動的に追尾し、撮影してくれるモード。カメラの撮影角度の設定も可能。

 「オートフォロー」の中で利用できる機能として、ユーザーの周りをドローンが360度回転しながら撮影する「オービット」(衛星軌道)、ユーザーをフレームの中心にとらえたまま、ユーザーを飛び越える放物線を描いて飛ぶ「パラボラ」(放物線)、カメラの撮影軸に沿って30mの距離を前進・後退する「ブーメラン」、フレームの中心にユーザーをとらえたまま、ドローンが前進し、出発時の高度から15mの高さまで上昇し、最初のポジションに戻る「トップ」といった機能も用意。

 「オートフレーミング」モードは、飛行操作はユーザーが担当し、ドローンのカメラが自動的にユーザーをフレームの中心にとらえ続けるもの。飛行中も、Bebop 2のカメラ角度は自動で調整され、対象物をフレーム内に完璧にとらえ続けられるという。空中で静止した状態では、Bebop 2が撮影軸上で回転して移動する対象物を追従する。

アプリの使用イメージ

 「Bebop 2」(67,500円)は、重量500gクラスのレジャー用ドローンで初という、25分間の飛行を実現。1080p対応のカメラを備え、内蔵の8GBメモリに記録できるほか、スマートフォン/パソコンなどへの転送も可能。カメラは1,400万画素で、1080/60p記録に対応する。