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iFI-Audio、USB DACやイヤフォン向けノイズ低減アクセサリiSilencer/iDefender/iEMatch

 トップウイングサイバーサウンドグループは、USB DACやヘッドフォン利用できるiFI-Audioのノイズ低減用アクセサリ3機種を12月上旬に発売する。「iSilencer(アイサイレンサー)」、「iDefender(アイディフェンダー)」、「iEMatch(アイイーマッチ)」で、価格はいずれも6,800円。

iSilencer

 iSilencerは、USB DACとPCの間に挟むように接続する事で、ジッタやパケットエラーを低減するというもの。iDefenderは同様に接続し、グラウンドループのノイズを遮断するための製品。

 iEMatchは、プレーヤーやアンプと、イヤフォン/ヘッドフォンの間に接続する事で、ヒスノイズを除去し、ダイナミックレンジを改善するという製品。

iSilencer

 USB Bの入出力端子を備えた製品で、PCとUSB DACの間に挟むように接続する。フランスの戦闘機・ラファールに使われている「タレス・スペクトラ・レーダー・キャンセレーション・システム」をオーディオ向けに流用、Active Noise Cancellation技術として採用しており、ノイズ信号と逆位相の信号を発生させる事で、様々なノイズを能動的にキャンセルできるという。

iSilencerの使用イメージ

 複数の使用や、iDifenderとの併用も効果があるとするほか、使用されていないUSBポートに接続する事で、放射電磁妨害も低減できるという。

 外形寸法は48×18×8mm(縦×横×厚さ)で、重量は6.3g。

iDefender

 USB DACとPCの間に接続し、グラウンドループのノイズを遮断。「システムのノイズフロアを著しく低減し、強弱の対比、暖かみ、解像度を改善する」という。

iDefender

 また、PCのUSBポートからの給電を使わず、別売のDC 5V用のACアダプタ「iPower」を接続する事で、クリーンな電源供給も可能になるとする。

 外形寸法は48×18×8mm(縦×横×厚さ)で、重量は6.5g。

iDefenderとiSilencerを合わせて使っているところ

iEMatch

 プレーヤーやアンプと、ヘッドフォン/イヤフォンの間に接続。ヒスノイズを除去し、ダイナミックレンジを改善するという。さらに、「インイヤーモニターとヘッドフォンの大半は、ボリュームレベルが半分程度の時でさえうるさすぎるので、音楽を聴く楽しみが常に削がれてしまう。信号経路にiEMatchを入れれば、もうそのようなことはなくなる」とアピールしている。

iEMatch。プラグの根元にバランス/アンバランスの切り替えスイッチがある

 プレーヤーやーアンプと接続する側の端子は、3.5mmの4極になっており、プラグの根元にバランスとアンバランスを切り替えるスイッチを装備。バランス駆動の環境でも利用できるという。なお、アンバランス接続のみに対応している場合は自動的にアンバランス動作に切り替わる。iFI-Audioでは「3.5mmバランスヘッドフォンジャックを、アンバランス接続とバランス接続の両方に使用できる、新たな業界標準仕様として提案したい」としている。

 6063-T5アルミニウムとマグネシウム合金、6N銀+銅マトリックスの信号伝送用ケーブルなど、高品質パーツを採用。航空機用プラグアダプタや、形状記憶タイプの耳栓(-37dB)なども同梱する。