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TASCAM、PCMレコーダ「DR-07MKII」の日本語表示版。8言語対応ファームも
2017年1月12日 16:23
ティアックは、TASCAMブランドのリニアPCMレコーダ「DR-07MKII」のメニュー表示とパネル表記を日本語にした「DR-07MKII-JJ」を1月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14,000円前後。
また、DR-07MKIIの最新ファームウェア(V1.30)を、11日から無償提供開始。アップデートにより、フランス語やロシア語、中国語など計8言語のメニュー表示に対応する。詳細は後述する。
日本語表示の「DR-07MKII-JJ」
DR-07MKIIの日本語メニュー版は'15年9月に「DR-07MKIIJ」として発売され、現在は生産完了。DR-07MKII-JJはその後継機で、本体の液晶ディスプレイ表示のほか、前面パネルの操作ボタンなどの表記をすべて英語から日本語に変更した。メニュー表示は日本語のみで、英語への切り替えはできない。
最高96kHz/24bitのリニアPCM(WAV/BWF)録音や、最高320kbpsのMP3録音が行なえる。音源に合わせてA-B方式とX-Y方式の両方式に対応する可動式の単一指向性ステレオコンデンサーマイクを搭載。125dB SPLの耐高音圧設計を採用している。記録メディアはmicroSD/SDHCカード。
ステレオミニのマイク入力/外部入力端子と、ステレオミニのライン/ヘッドフォン出力端子を装備。データ転送用のUSB端子や、出力0.3Wのモノラルスピーカーも内蔵する。オーバーダビングや、音程を変えずに再生速度を変更できるVSA機能、楽器練習用のクロマチックチューナなどが利用できる。
単3形電池2本や専用ACアダプタのほか、USBバスパワーでも動作する。外形寸法は158×68×26mm(縦×横×厚さ/マイク閉時)、重量は約127g(バッテリを除く)。
「DR-07MKII」はファーム更新で8言語対応
DR-07MKII('11年発売/生産完了)の最新ファームウェア(V1.30)では、英語/日本語に加えて、新たにフランス語/スペイン語/ドイツ語/イタリア語/ロシア語/中国語の8言語表示に対応し、各言語の切り換え機能を追加。また、メニュー表示の見やすさの改善なども行なわれる。詳細は下記の通り。
- MENUボタンを押しながら電源を起動することで、表示言語を切り替える機能を追加
- フランス語/スペイン語/ドイツ語/イタリア語/ロシア語/中国語の表示言語に対応し、各言語の切り換え機能を追加
- MENUの文字を大きく表示し、見やすさを改善
- 動画ファイルとの位置あわせを容易にする自動トーン挿入機能を追加
- 動作の安定性を向上