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逆起電力吸収し音楽表現を向上させるという「リアルサウンド・プロセッサ」が進化

 スペックは、スピーカー端子に接続する事で、スピーカーからの逆起電力を吸収し、音楽表現を飛躍的に向上させるという「リアルサウンド・プロセッサ」の新モデル「RSP-AZ1」を3月上旬に発売する。価格は2台ペアで85,000円。

「リアルサウンド・プロセッサ」の新モデル「RSP-AZ1」

 従来モデル「RSP-701」(75,000円)との違いとして、内部の電子部品を変更。さらに、筐体のウッドケース素材をスプルース材からクルミ材へと変更。これにより、「更に中高域の伸びと切れの良さを高める事ができた」という。

筐体のウッドケース素材をスプルース材からクルミ材へと変更

 音楽信号が変化すると、スピーカーのインピーダンスを変動させる。これがアンプにとって負荷となり、「特に音楽の倍音成分を多く含む高域におけるインピーダンスの乱れは、原音に忠実な音楽再生の妨げになる」という。

 さらに、アンプがスピーカーのユニットをドライブする際、ユニットのボイスコイルからはアンプの出力の時間変動に応じて“逆起電力”が発生。それがスピーカーケーブルを通してアンプに戻り、位相の遅れを発生させるなどの影響を与える事もある。

 リアルサウンド・プロセッサは、「この音質に有害なインピーダンス変動を補正し、逆起電力を吸収する効果があり、アンプとスピーカーはお互いの影響力から脱し、アンプがスピーカーを駆動するという本来の役割分担に戻す」役割を果たすという製品。

 使い方は、アンプと接続したスピーカーのターミナルに、短いケーブルでリアルサウンド・プロセッサも接続し、スピーカーの近くに設置するというもの。

 スピーカーのインピーダンスは10Ω以下、アンプの最大出力は1kW以下を推奨。外形寸法は100×117×47mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約250g。スピーカーケーブルは付属しない。

底面