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YouTubeライブ配信が「超低遅延」対応。iPhone簡単配信、チャット管理の新機能も

 YouTubeは、ライブ配信において「超低遅延」の設定を追加した。これにより、動画配信の遅延が“わずか数秒”になるとしており、「ゲーム実況中に、これまで以上にすばやくファンの質問に答えたり、視聴者のメッセージを読んだり」できるという。そのほか、iPhone/iPadからYouTubeアプリへのストリーミングを簡単にする機能改善や、チャット管理を簡単にする機能の追加も行なった。

新しいYouTubeロゴ

 遅延の設定は、視聴者とチャットしてコメントや質問に返答する場合などに有効なもので、特別なソフトウェアやエンコーダの操作は不要。ただし、遅延を低くすると視聴者側の再生バッファリングが増加する可能性があるという。[イベント]と[今すぐ配信]のそれぞれの配信において、遅延を変更する方法が用意され、設定方法はYouTubeのヘルプページで案内している

チャット管理を簡単にする新機能の追加


・インラインの管理
 キーボードのAltキー(Windows)またはoptionキー(Mac)を押し続けると、チャットフィードが一時停止され、チャットフィードを簡単に管理可能。チャットフィードが一時停止されたら、メッセージにカーソルを合わせればワンクリックで削除や承認ができる。信頼できるモデレーターにチャットの管理を委任して、メッセージを削除または報告したり、非表示にする権限の付与も可能。

・不適切な可能性があるメッセージを自動的に保留して確認
 この機能を有効にすると、システムによって識別されたチャットメッセージの投稿が保留され、クリエイターがチャットメッセージの承認、非表示、報告などの判断を行なえる(コメントに対してできる操作と同じ)。メッセージを確認するにつれ、システムが保留するメッセージの種類を識別する精度が向上。必要に応じて、特定の単語やフレーズをブロックできる。

・非表示ユーザーリストの共有
 モデレーターはコメントとチャットで同じ非表示ユーザーリストを使用可能。今後、操作を行なう場所に関係なくライブチャットとコメントの両方で動作する非表示機能を提供する予定。

iPhone/iPadのYouTubeアプリへのストリーミングが簡単に

 Appleの「ReplayKit」に対応しているアプリから、YouTubeへ直接ライブ配信することが可能になった。スマートフォンのマイクと前面のカメラを使いながら、動画と音声で実況を加えることもできる。