2008年のビデオソフト市場規模は6,301億円。JVA発表

　社団法人 日本映像ソフト協会(JVA)は14日、推計値としての2008年ビデオソフト市場規模を発表した。市場規模は6,301億円で、対前年で94.9%。

市場規模の推移 出典：JVA

　ビデオソフトの市場規模とは、ユーザーが1年間にビデオソフトに費やした金額の総計で、今まではユーザーへのアンケート調査を通して規模を推計してきた。しかし、2008年はアンケート調査を行なわず、過去3年間で得られた数値を用いて推計する方法を採用。

　2005年～2007年に実施したアンケート調査から推計した市場規模の値や、ビデオソフト出荷統計調査、レンタル店実態調査、ビデオリサーチのACR調査、サウンドスキャンのデータなどの関連データの関係性を係数化し、対比係数を用いて分析。また、各関連データの推移傾向を用いたTrend分析も行ない、前述の対比係数を乗じて市場規模を推計した。

　ビデオソフトのセル市場規模は前年比93.2%の2,832億円。このうち、Blu-ray Discビデオの規模は123億6,200万円で、セル市場全体の4.4%となっている。

　レンタル市場は前年比96.3%の3,469億円。このうち、BDビデオレンタルは23億1,700万円で、レンタル市場全体の0.7%となっている。レンタル市場が市場全体に占める割合は55.1%。