NEC、地デジチューナ搭載で薄さ約15cmの液晶一体型PC
-実売15万円の「VALUESTAR E」。地デジ長時間録画が可能
NECは、地上デジタルチューナを内蔵したデスクトップPCで、“コンパクト一体型”の新シリーズ「VALUESTAR E」(VE570TG)を6月11日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15万円前後の見込み。
液晶一体型モデルの新シリーズとして、コンパクトな筐体の「VALUESTAR E」を新たにラインナップ。18.5型/1,366×768ドットの液晶ディスプレイを備え、上9度のチルトに対応。PC本体の外形寸法が458×155.5×339.3~343.9mm(幅×奥行き×高さ)と、薄型のボディを採用する。
一体型のボディに地デジチューナを搭載。HD解像度のまま、500GBの内蔵HDDに長時間録画が可能。地デジ番組録画の場合の録画モードは、ビットレートが約17Mbpsのダイレクトモードと、約8.5Mbpsのデジタル長時間モードの2種類を用意。内蔵HDDへの最長録画時間が前者で約59時間、後者では約125時間と約2倍の長時間録画ができる。SD番組録画はダイレクトモードのみで、最長約118時間。
また、別売のUSB外付けHDDへの番組録画にも対応。EPGやデータ放送、字幕放送、双方向放送をサポート。TV番組視聴/録画用ソフト「SmartVision」を搭載し、録画番組のカット編集や、新しく始まる番組の初回放送を自動録画可能。
DTCP-IPネット配信機能も搭載。録画した番組を対応のLaVieなどで視聴できる。DVDスーパーマルチドライブを内蔵し、CPRM対応DVD-R/RAMへの録画番組のコピー/ムーブに対応。オーサリングソフト「DVD MovieWriter」や、DVD視聴ソフト「WinDVD」も備える。
インターフェイスはUSB×6、メモリーカードスロット(SD/SDHC、メモリースティック、メモリースティック PRO)、Ethernet、マイク入力(ステレオミニ)、ヘッドフォン出力(ライン出力と共用/ステレオミニ)。2W×2chのスピーカーを内蔵する。
PC本体の左側面のUSB端子には、本体電源OFFの状態でもUSB接続した機器への充電が可能な「パワーオフUSB充電機能」を搭載。また、メモリーカードスロットに画像データが入ったメモリーカードを挿入すると、デジタルフォトフレームのように音楽付きスライドショーが楽しめる「ぱっと観スライドショー機能」なども利用できる。
主な仕様は、CPUがAMD Athlon X2 3250e(1.5GHz)、メモリは2GB(最大4GB)、HDDは500GB。チップセットにAMD M690V、OSにWindows Vista Home Premium、Office Personal 2007を搭載。
消費電力は約48W(標準時)。消費電力を抑えられる「ECOボタン」も装備する。PC本体重量は約4.9kg。指の動きに合わせてキートップの角度を最適化したステップスカルプチャキーボードや、レーザー式マウス、リモコン、B-CASカードなどが付属する。
(2009年 6月 2日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]