エコポイント活用で対象薄型TVの売上は前年比1.2倍

-経産省による家電量販店調査。環境配慮意識の高まりも


8月5日発表


 経済産業省は5日、エコポイントの活用によるグリーン家電の販売状況について、家電量販店に対する聞き取り調査の結果を発表した。調査期間は7月27日~8月2日。

 経産省によると、省エネ性能の高い薄型テレビの売上は、前年比1.2倍程度で引き続き好調を維持。冷蔵庫は前年並みで推移し、エアコンは、天候等の影響により、前年を下回ったものの、前週に比べると回復傾向だという。来店者数も増加傾向を維持している。

 さらに販売現場の状況として、テレビについてはエコポイントの影響で販売台数が大幅に伸長。エアコンなどについては悪天候の影響で苦戦しているが、エコポイント対象商品はよく売れているという。

 さらにお客から、「グリーン家電購入を機に、電気代節約など、家庭内でエコ運動を行なうようになり、子供にもよい影響を与えている」という意見や、「エコポイントを使って、さらに環境に良いものを購入しようと思う」などの意見も届いており、エコポイントを契機に環境配慮意識が高まっている様子がうかがえるとしている。


(2009年 8月 5日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]