ソニー、2.4GHz無線伝送の7.1chヘッドフォン
-ユニット/パッド改良。連続使用時間も13時間に
ソニーは、2.4GHz帯の無線デジタル伝送を使用した、ワイヤレス7.1chサラウンドヘッドフォン「MDR-DS7100」を10月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後の見込み。増設用としてヘッドフォン部「MDR-RF7100」(オープン/店頭予想価格18,000円)のみの販売も行なわれる。
従来モデルから、ヘッドフォン部を改良。イヤーパッドに低反撥ウレタンフォームを使用し、「沈み込むような快適な装着感を実現した」という。さらに、搭載するドライバーユニットが40mm径から50mm径に大型化している。センターチャンネルのレベル調整機能も追加。「聞こえづらいセリフを手元で聞きやすく調整できる」という。
連続使用時間も伸びており、従来の約10時間から約13時間となった。充電所要時間は約3時間。なお、約30分の急速充電後の使用時間も、従来の約3時間から約4時間に伸びている。ヘッドフォン部の充電は付属のACアダプタで行なう。
ヘッドフォンと送信部のデザインも若干変更されたが、それ以外の主な機能は踏襲。7.1ch音声の入力に対応したサラウンドヘッドフォンで、送信部がドルビープロロジックIIxに対応。2chや5.1chを含む、様々なソースを7.1ch化して、ワイヤレスでヘッドフォン部に送信できる。
入力信号はドルビーデジタル、ドルビーデジタルEX、DTS、DTS-ES(マトリックス/ディスクリート、MPEG-2 AACに対応。マルチチャンネル音声のヘッドフォン再生には、独自のバーチャルサラウンド技術「Virtualphones Technology」を利用。ソニー・コンピュータエンタテインメントのサウンドデザイナーが監修したゲームモードも搭載している。
電波妨害を自動回避する「リアルタイムチャンネルセレクション機能」を備え、他機器との干渉を防いでいる。伝送には2.4GHz帯を使ったデジタル無線伝送を使用しており、到達距離は最長約30m。
送信部には光デジタル音声入力×2と、アナログ音声入力×1を用意。光デジタル音声をスルー出力することもできる。送信部の外形寸法は約146×146×36mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約280g。ヘッドフォン部の重量は約325g。
(2009年 9月 9日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]