VAP、「20世紀少年」最終章をBD/DVD化。3部作セットも

-11分の未公開シーン追加。「BD/DVDで本当に完結」


Blu-ray版
(C)1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館
(C)2009 映画「20 世紀少年」製作委員会

2010年2月24日発売

標準価格:3,990円~15,120円

 株式会社バップは、映画「20世紀少年」シリーズの最終章「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」を2010年2月24日にBlu-ray/DVDで発売する。約11分の未公開シーンを含む秘蔵エンディングを収録するのが特徴。BD版は2枚組で5,040円。DVDは豪華版と通常版の2種類を用意する。

 また、同日にはシリーズ3作品をまとめたセットもBDとDVDで発売。BD版は15,120円、DVD版は10,000円となっている。詳しい仕様は下表の通り。

 タイトル仕様音声品番価格
BD20世紀少年 最終章
 ぼくらの旗 Blu-ray
本編BD
特典DVD

【本編仕様】
本編155分
片面2層
ビスタ
1080p
MPEG-4 AVC
日本語字幕
(1)日本語
 (ドルビーTrueHD 2.0ch)
(2)日本語
 (ドルビーTrueHD 5.1ch)
(3)日本語
 (DTS-HD Master Audio 5.1ch)
VPXT-710105,040円
DVD20世紀少年 最終章
 ぼくらの旗 豪華版
本編DVD
特典DVD

【本編仕様】
本編155分
片面2層
ビスタ
日本語字幕
(1)日本語
 (ドルビーサラウンド)
(2)日本語
 (ドルビーデジタル5.1ch)
VPBT-132945,775円
DVD20世紀少年 最終章
 ぼくらの旗 通常版
本編DVD

本編155分
片面2層
ビスタ
日本語字幕
(1)日本語
 (ドルビーサラウンド)
(2)日本語
 (ドルビーデジタル5.1ch)
VPBT-132673,990円
BD20世紀少年
 BDセット
本編BD×3
特典DVD
VPXT-7191115,120円
DVD20世紀少年
 DVDセット
本編DVD×3VPBT-1490110,000円

DVD 20世紀少年 最終章
 ぼくらの旗 豪華版
(C)1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館
(C)2009 映画「20 世紀少年」製作委員会
 BD/DVDの本編ディスクには、約155分の映画本編に加え、「上映時間の都合上カットせざるを得なかった」という未公開シーンを追加した、「もうひとつのエンディング」バージョンを収録。「映画公開時に描ききれなかった原作ファン待望のシーンが初公開となり、本当の意味で完結する」という。

 未公開シーンは「外国人記者倶楽部でのヨシツネ演説シーン」、「角田・ウジコウジオ漫画を描いているシーン」、「ガッツボウルでの小泉響子がストライクを取るシーン」などで、メニュー画面から「劇場公開バージョン」と「“もうひとつのエンディング”バージョン」が選択できる。さらに特典映像として、最終章予告編集や未公開映像「バックステージシーン完全版」(約4分)も収めている。


DVD 20世紀少年 最終章
 ぼくらの旗 通常版
(C)1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館
(C)2009 映画「20 世紀少年」製作委員会
 BD版とDVDの豪華版には、特典DVDも付属。「ドキュメント・オブ・『20世紀少年』」と題されたディスクで、作品の舞台裏に密着した約90分のメイキング・ドキュメントになる予定。DVDの通常版は本編ディスクのみの収録となる。

 3作品のセット版は、DVD版が本編ディスク3枚組、BD版が本編BD 3枚と特典DVD1枚の4枚組。BD版の第2章本編BDには、「秘密大図鑑下巻」(約30分)を収録する。BD/DVDのどちらも初回生産限定であり、アウターケース付きデジパック仕様となる。


20世紀少年 BDセット
(C)1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館
(C)2009 映画「20 世紀少年」製作委員会
20世紀少年 DVDセット
(C)1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館
(C)2009 映画「20 世紀少年」製作委員会


■ 20世紀少年とは

謎の教団「ともだち」(上)に対抗する、ケンヂとその仲間達(下)
(C)1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館
(C)2009 映画「20 世紀少年」製作委員会
 「20世紀少年」は、「YAWARA!」や「MONSTER」などで知られる、浦沢直樹の長編SFサスペンスコミック。累計発行部数2,800万部を超える人気作で、3部作として2008年から実写映画化を開始した。日本映画界では前例のないビッグプロジェクトとして制作費60億円が投じられ、ニューヨーク、ロンドン、パリ、北京などでロケを実施。興行収入は第1章が39.5億円、第2章が30.1億円、最終章が43億円を突破している。

 '69年。小学生のケンヂは、同級生の仲間たちと空き地の原っぱに秘密基地を作った。彼らはそこで知恵を出し合い、「よげんの書」を描くのに夢中だ。登場するのは世界征服と人類滅亡をたくらむ悪の組織。そして、それを阻止する正義の味方・ケンヂ達……。巨大ロボットなども登場する空想ノートは、彼らをどこまでもワクワクさせるのだった。

 時は流れて'97年。ロックスターになる夢を諦めたケンヂは、コンビニを経営をしながら、失踪した姉の赤ん坊の面倒を見ていた。夢とはかけ離れた冴えない日常。しかし、そんな平穏がお得意先一家の謎の失踪や、同級生の死をキッカケに崩れ始める。世間では「ともだち」と呼ばれる正体不明の教祖と、彼が率いる謎の教団が出現。きな臭い事件を起こしはじめる。そしてケンヂは気付く。それらの事件が、子供の頃に自分が描いた「よげんの書」の内容とそっくりであることに……。

 最終章では、「世界大統領」として君臨した“ともだち”が「人類は宇宙人に滅ぼされる。私を信じるものだけが救われる」と説く。一方、“ともだち”の追手から逃れ、身を潜めているかつての仲間達、オッチョ、カンナ、ユキジ、ヨシツネ、マルオ、ケロヨンは、それぞれのやり方で抵抗を続けている。そんな最中、東京を囲む壁の向こう側に、ギターを抱えた1人の男が現れる……。

 監督は堤幸彦。出演は唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、平愛梨ほか。



(2009年 11月 20日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]