コルグ、DSDと24bit/192kHzPCM録音に対応した「MR-2」

-「ケータイDSD」レコーダ。75,600円


MR-2

5月下旬発売

標準価格:75,600円


 コルグは、DSD/リニアPCMレコーダ「MR-2」を5月下旬より発売する。価格は75,600円。

 SACDなどで使われるDSD形式と、最高24bit/192kHzのリニアPCM(WAV)、MP3形式での録音に対応したポータブルレコーダ。記録メディアはSDカードで、最大32GBまでのSDHCカードに対応する。

SDスロットやUSB端子を装備マイク入力やヘッドフォン出力も

 DSDでは最高2.8224MHzで、SACDに用いられるDSDIFFのほか、DSF、WSD形式でも録音可能。WAVは最高24bit/192kHzまで、MP3(.mp3)とMP2(.mp2)は44.1/48kHzで128/192/256/320kbpsが選択できる。

 本体上部には、正面/上面/裏面と、30度単位で8段階に調整可能なステレオ・エレクトレット・コンデンサーマイクを内蔵。録音したい対象物に向けてセットできる。また、アナログリミッタやローカットフィルタ、ベースEQなども搭載。マイクの感度設定や入力レベル設定を組み合わせた録音セッティングも40種類用意しているほか、ユーザー設定も10個まで保存できる。

 本体には128×128ドットの液晶ディスプレイも搭載。楽器録音時に利用できるクロマチックチューナも内蔵している。プラグインパワー対応の外部マイク端子や、ライン入力(ステレオミニ)、ヘッドフォン出力も装備する。本体底面には三脚用のネジ穴も備えている。


AudioGate V2.0

 USB端子を装備し、録音したファイルをパソコンに取り込み可能。DSDファイルを出力メディアに合わせてPCM変換なども可能なオーディオソフト「AudioGate V2.0」も付属する。コンバート時にレベルを最適化する「ノーマライズ」だけでなく、エクスポート品質を向上させる「TPDFディザ」と人間の聴感特性に合わせた「ノイズ・シェイプド・ディザ(KORG AQUA)」の2種類のディザ処理オプションを搭載し、ハードウェアのCDライターよりも高音質なオーディオCDが作成できるという。対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.4以降。

 電池は単3電池×2本で、ニッケル水素充電池とアルカリ電池に対応。ニッケル水素充電池使用時で、約4時間の録音/再生が可能。USBバスパワーにも対応するが、バスパワーでの素充電には対応していない。外形寸法は60×133×28mm(幅×奥行き×高さ)、重量は135g(メモリーカードと電池含まず)。



(2010年 3月 26日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]