三菱、23型IPSフルHDで実売42,800円の液晶ディスプレイ

-応答速度3.8ms、D5装備。実売44,800円のグレアモデルも


ノングレアの「RDT232WX(BK)」

5月28日発売

標準価格:オープンプライス


 三菱電機は、液晶ディスプレイ「Dimondcrysta WIDE」の新製品として、23型フルHDの2モデルを5月28日に発売する。パネル表面がノングレア(非光沢)の「RDT232WX(BK)」と、グレア(光沢)の「RDT232WX-S(BK)」を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は、ノングレアが42,800円前後、グレアが44,800円前後。

 いずれも1,920×1,080ドットのIPSパネルを搭載する23型液晶ディスプレイ。パネル表面以外の仕様は共通。'09年11月発売の「RDT231WM-X(BK)」と同様に、応答速度を向上させる独自の「オーバードライブチェンジャー」機能により、IPS液晶パネル搭載モデルで国内最速という3.8ms(G to G)を実現。同機能の効果はOFF/レベル1/レベル2の3段階から選べる。

グレアモデル「RDT232WX-S(BK)」も新たにラインナップした

 従来モデルからの主な変更としては、新たにグレアモデルを追加したほか、映像入力としてD5端子も装備。従来はD端子からの入力時はD-Sub 15ピンへの変換アダプタを利用していたが、アダプタ無しで接続できるようになった。さらに、低解像度の映像を拡大した際などのぼやけを補正する超解像技術は、これまで5段階の調整だったが、0~100%の10段階から選べるようになった。

 コントラスト比は1,000:1で、CRO(コントラストレシオオプティマイザー)利用時には最大5,000:1の高コントラストを得られる。輝度は300cd/m2、視野角は上下/左右各178度。

 画像処理LSI「ギガクリア・エンジン」を搭載し、超解像技術が利用可能。また、画面全体のコントラスト感を向上するダイナミックコントラスト補正や、局所コントラスト補正、階調数拡張処理、ノイズリダクション、色変換技術などの高画質化技術も搭載する。

 そのほか、コンテンツに合った適切な画質を簡単に設定できるという「DV MODE」や、付属の色調整用チャートを見ながらカラーマネジメントができる「EASYCOLOR! 2」と「EASYCOLOR! 3」(同社サイトからダウンロード)も利用できる。10bitガンマ機能も搭載。

 映像入力端子は2系統のHDMIのほか、D5とHDCP対応DVI-D、アナログRGB(D-Sub 15ピン)を各1系統装備。音声入力端子はステレオミニとRCAを各1系統備え、3W×2chのスピーカーを内蔵。ヘッドフォン出力も装備する。 歪みを抑え、クリアな音を再現するという「DIATONE リニアフェイズ技術」も採用している。

 消費電力は57Wで、スリープモード時/オフモード時は0.5W以下。上20度、下5度のチルト機能を備え、ブロックネックによる3段階の高さ調整も可能。スタンドを含む外形寸法と重量は546×230×453mm(幅×奥行き×高さ)、約6.3kg。カード型リモコンが付属する。



(2010年 5月 13日)

[AV Watch編集部 中林暁]