Samsung、Android 3.0採用「GALAXY Tab 10.1/8.9」

-iPad 2より薄い8.6mm。1080p動画再生/720p撮影


10.1型の「GALAXY Tab 10.1」

 韓国Samsung Electronicsは、Android 3.0を搭載したタブレット端末の新モデルとして、10.1型の「GALAXY Tab 10.1」、8.9型の「GALAXY Tab 8.9」を発表した。3月22日から米国で開催されているイベント「CTIA Wireless 2011」で展示される。

 OSにAndroid 3.0(Honeycomb)を採用したタブレット端末。10.1型と8.9型のどちらも、液晶パネルの解像度は1,280×800ドットで、8.6mmという薄型筐体を採用しているのが特徴。外形寸法と重量は、10.1型が256.6×172.9×8.6mm(縦×横×厚さ)で595g、8.9型が230.9×157.8×8.6mm(同)で470g。なお、iPad 2は9.7型/1,024×768ドット液晶で、外形寸法は241.2×185.7×8.8mm(同)であり、GALAXY Tabの方が薄い。Samsungでは「世界最薄のモバイルタブレット」としている。


10.1型の側面。薄さは8.6mm8.9型の「GALAXY Tab 8.9」8.9型の薄さも8.6mm

 内蔵メモリは10.1/8.9型のどちらにも16/32/64GBを用意し、32GBまでのカードが利用できるmicroSDカードスロットも備えている。

 ユーザーによる、様々なカスタマイズができるという独自のUI「TouchWiz UX」を採用。画像やWebサイトへのリンク、SNS関連の機能などをホーム画面に表示できる。また、Android Marketも利用可能。

 動画再生機能はMPEG-4、H.263、H.264、Divx、Xvidに対応し、1080/30pの動画も再生可能。デジタルカメラは背面に300万画素(AF/LEDフラッシュ付)を、内側にも200万画素カメラを搭載。720pのHD動画撮影にも対応する。音楽ファイルはMP3、AAC、AAC+、eAAC+、OGGなどに対応。ステレオミニの出力や、サラウンド再生機能を備えたステレオスピーカーも内蔵している。

 AdobeのFlash Player 10.2にも対応。両機とも1GHzのデュアルコアプロセッサを搭載。通信機能として、HSPA+ 21Mbps 850/900/1900/2100、EDGE/GPRS 850/900/1800/1900に対応するほか、Bluetooth 3.0、USB 2.0、IEEE 802.11 a/b/g/nの無線LANにも対応。

 センサーはジャイロスコープ、加速度センサー、デジタルコンパス、周囲の明るさを感知するセンサーを搭載。バッテリ容量は10.1型が6,800mAh、8.9型が6,000mAh。


(2011年 3月 23日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]