ニコ動、「東のエデン」TV版と劇場版2作を無料生配信

東のエデン (C)東のエデン製作委員会

　ニワンゴは、展開する「ニコニコ動画（原宿）」のニコニコ生放送において、2012年1月3日（火）、6日（金）、7日（土）の3日間、フジテレビ“ノイタミナ”枠のアニメ3作品と、そこから生まれた劇場版を一挙に生配信する。

　配信作品は「ギルティクラウン」の前半となる第1話～第11話、「東のエデン」のテレビシリーズと劇場版2作品。さらに、一挙配信とは異なるが、2月からテレビ放送される、新作アニメ「ブラック★ロックシューター」も、毎週金曜日のテレビ放送後に最新話を生配信する。

　配信スケジュールは下表の通り。

■ギルティクラウン

ギルティクラウン (C)ギルティクラウン製作委員会

　「僕にできることは、ネットアイドルの動画を観ることだけ。家に帰れば、お気に入りの動画の、218回目の再生ボタンを押す」。時は2039年。「僕」こと高校2年生・桜満集（おうま・しゅう）は、鬱屈した気持ちを抱えながら、クラスメイトとも一定の距離を保ち、漫然と平穏な日々を送っていた。

　10年前に発生した“アポカリプスウィルス”によって大混乱に陥り、無政府状態となった日本は、超国家間で組織された“GHQ”の武力介入を受け、その統治下に。日本は独立国家としての体を失い、形だけの自治権を与えられ、そして人々はそんなかりそめの平和を享受していた。

　しかし集の平穏な日常は、ある日突然破られる。放課後に訪れたお気に入りの場所で、出会ったのは、楪いのり（ゆずりは・いのり）。集が憧れ、Web上で絶大な影響力を誇る人気の歌姫。そして彼女には、もうひとつの裏の顔があった。“GHQ”からの「日本の解放」を謳い、命を賭けて孤独な戦いを続けるレジスタンス組織“葬儀社”。いのりは、そのメンバーでもあった……。

■東のエデン

　「攻殻機動隊 S.A.C.」などで知られる神山健治氏が原作・脚本・監督を担当。制作はプロダクション I.G。「ハチミツとクローバー」などで知られる、漫画家・羽海野チカさんをキャラクター原案に起用することで、「ノイタミナ」のコンセプトでもある、普段あまりアニメを見ない層にも訴求する作品に仕上げている。

　舞台は2010年の日本。各地に10発のミサイルが落ちるテロ事件が起きるが、1人の犠牲者も出なかったことから、人々はその事件を「迂闊な月曜日」と呼び、すぐに忘れてしまった。

　それから3カ月。卒業旅行でアメリカに出かけた少女・森美咲は、ホワイトハウス前でトラブルに巻き込まれたところを、1人の日本人少年に救われる。彼の名は滝沢朗。白馬の王子様的シチュエーションだが、彼は一糸まとわぬ全裸姿で、おまけに記憶喪失。何故か拳銃と、82億円もの電子マネーがチャージされた携帯電話を握りしめていた。果たして彼は何者なのか? 少年と少女の11日間の物語が幕をあける。

　劇場版は、誰にも知られることなく日本の危機を救った滝沢朗が、咲の前から忽然と姿を消してから半年後からスタートする……。

■ブラック★ロックシューター

ブラック★ロックシューター (C)BRS on TV

　huke氏がネットに投稿したイラストと、supercellのryoによる楽曲が組み合わさり、人気を集めた「ブラック★ロックシューター」。フィギュア化、OVA化も果たし、2012年2月からテレビアニメ化が実現。OVA版の設定をベースにしながら、黒衣マト/ブラック★ロックシューターと、彼女の友人となる小鳥遊ヨミ/デッドマスターたちの友情と絆を、よりセンシティブに、よりダイナミックに描く作品になるという。