東芝、PC春モデルにTV/レコーダ連携ソフトを採用

-録画/放送番組をネット経由で視聴、持ち出し


春モデルのAVノートPC「dynabook Qosmio T751/T8E」(シャイニーオーシャン)

 東芝は、PCの2012年春モデルにおいて、液晶テレビREGZAやBDレコーダ「レグザブルーレイ」の番組をネットワーク経由で視聴できるAV機器連携ソフト「RZスイート express」を採用した。製品サイトの「dynabook.com」でダウンロード配布する予定で、配布時期については同サイトで案内する。

 春モデルのPCは、4機種14モデルを1月27日より順次発売。AVノートPC「dynabook Qosmio」の「T751/T8E」や、「T551/T4E」、21.5型の液晶一体型モデル「REGZA PC D711/T3E」などをラインナップする。店頭予想価格は、T751が19万円台半ば、T551が14万円前後、D711が12万円前後。


「dynabook Qosmio」のT751/T8E(左/オーロラホワイト)とT551/T4E(右/ベルベッティホワイト)液晶一体型の「REGZA PC D711/T3E」(リュクスホワイト)

 上記機種を含む春モデル全機種で利用できるソフト「RZスイート express」は、同社液晶テレビやBDレコーダと様々なネットワーク連携が可能なことが特徴。

 このソフトをインストールすることで、東芝の対応テレビやBDレコーダで録画した番組をPCで視聴できる「RZプレーヤー express」や、放送中の番組をPCで観る「RZライブ express」、テレビ/レコーダの録画番組をPCで外出先に持ち出して視聴できる「RZポーター express」の各機能が利用できる。

 そのほか、既に同社が配布している「RZタグラー」を利用することで、PCやテレビ、レコーダの操作や、録画番組のタグ情報をユーザー同士で共有することも可能。



■ PC春モデルは3機種がテレビチューナ搭載

T551のベルベッティブラック

 23日に発表されたPC春モデルのうち、前述のT751/T551(15.6型ノート)と、D711(21.5型液晶一体型)はテレビチューナを搭載。T751は地上/BS/110度CSデジタルチューナを各2系統備え、W録に対応する。T551/D711は地デジシングルチューナ。D711は「ひかりTV」の視聴にも対応する。

 T751は、ノートPCで最大という1TB HDDを内蔵したハイスタンダードモデルで、ディスプレイは15.6型/1,366×768ドット。CPUはIntel Core i7-2670QM(2.20GHz)。8GBメモリやBlu-rayドライブ(BDXL対応)を搭載する。天板にはナノ積層技術をベースにした樹脂フィルムを採用し、深みのある色合いと鏡面のような光沢感を持たせたほか、防指紋コーティングも施している。カラーはシャイニーオーシャンとオーロラホワイトの2色。


D711のプレシャスブラック

 T551も15.6型/1,366×768ドット液晶を搭載。CPUはIntel Celeron B815(1.60GHz)、メモリは4GB、HDDは640GB。カラーはベルベッティホワイトとベルベッティブラックの2色。T751/551ともにスピーカーはharman/kardon製のステレオスピーカーを搭載する。

 D711は、21.5型/1,920×1,080ドット液晶との一体型。CPUはIntel Celeron B815(1.60GHz)、メモリは4GB、HDDは750GB。光学ドライブはDVDスーパーマルチ。オンキヨー製のステレオスピーカーを搭載する。カラーはリュクスホワイトとプレシャスブラックの2色。



(2012年 1月 24日)

[AV Watch編集部 中林暁]