キクチ、4K/3D映像にも適した新スクリーン生地「WAC」

　キクチ科学研究所は、4Kなどの高精細映像にも最適というスクリーン生地の新製品「ホワイト マット アドバンス キュア」(WAC)を4月上旬に発売する。予約は3月19日より受け付けている。

　価格は、電動スクリーンの「Stylist ES」(SES)が23万9,400円から、「Stylist E」(SE)シリーズが21万8,400円から、手動の「Stylist S」(SS)シリーズが11万5,500円から。アスペクト比16:9の製品に加え、デジタルシネマイニシアティブ(DCI)の17:9 に対応したモデルも用意する。ケースのカラーはレッド(R)、ブルー(B)、ホワイト(W)、ブラック(K)。ラインナップの詳細は後述する。

　現行製品である「ホワイト マット アドバンス」をさらに進化させたというモデル。2D映像だけでなく、3Dの立体映像や、超高精細の4K2K映像再現にも最適な幕面を実現したとしている。

　暗室にすることが難しい状況でも映像の色合いに深みをもたせ、白の「冴え」と黒の「締まり」を進化させることを目的に開発。反射光を適切に整える分光特性と、視覚上の解像度を高める細部コントラスト特性を高めている。主な進化点として、「色の再現性/黒の階調表現の向上」、「映像の立体感/遠近感のリアルな表現」を挙げており、設置場所を選ばず、リビングシアター/専用シアタールームにも対応するとしている。ピークゲインは1.0±5%、半値角は85%。