東芝、地デジチューナ搭載13.3型REGZA Tablet「AT830」

-外でもTV視聴。TV/レコーダ連携対応で実売8万円


一番左が地上デジタルチューナを搭載した13.3型モデル「AT830」。その他にも有機EL搭載モデルなど、4機種6モデルが発表されている。他の機種については別の記事で紹介する

 東芝は、Androidタブレット「REGZA Tablet」の新モデルとして、地上デジタルチューナを搭載した13.3型モデル「AT830」(AT830/T6F)を5月18日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8万円前後。

 CPUにNVIDIAのTegra 3 1.4GHzを採用。メモリは1GBで、ストレージは64GB。SDカードスロットも備えている。ディスプレイは13.3型のIPS液晶で、LEDバックライトを採用。解像度は1,600×900ドット。

 デジタルチューナを内蔵しているのが特徴で、12セグとワンセグの地上デジタル放送が視聴可能。チューナは1基で、ロッドアンテナも装備。アンテナ入力も備えている。内蔵バッテリはリチウムイオンポリマーで、テレビ視聴時の連続使用時間は約5時間、動画再生時は約13時間。充電所要時間は約4時間(電源OFF状態)、約8時間(電源ON状態)。


AT830AT830の背面

 内蔵チューナとは別に、液晶テレビのREGZA、BDレコーダのREGZAブルーレイと連携し、REGZAブルーレイが受信しているデジタル放送を転送視聴する「RZライブ」(AT830向けには5月中旬配信予定)や、REGZA/REGZAブルーレイで録画した番組をTabletで視聴する「RZプレーヤー」、レコーダの録画ファイルをダビングして持ち運ぶ「RZポーター」なども利用できる。

 なお、「RZプレーヤー」の対象機種拡大も発表されており、6月下旬のアップデートでBDレコーダの「RD-BZ810/RD-BZ710/RD-BR610/RD-X10/RD-BZ800/RD-BZ700/RD-BR600」も対象機種となる。AT830/AT570/AT500で利用できる。

 ディスプレイは静電容量式のタッチパネル。独自の映像処理技術「レゾリューションプラス」を採用し、高画質表示ができる。センサーで外光環境を検知し、日差しの中などでも見やすい映像に自動調整できる「アダプティブ ディスプレイ」機能も備えている。

 さらに、microHDMI出力端子も備えており、外部のテレビなどに1,600×900ドットで出力可能。外部出力を、内蔵ディスプレイの拡張ディスプレイとして使う「デュアルディスプレイモード」も利用可能。

 OSはAndroid 4.0を採用。アプリをドラッグして重ねる事でフォルダ化できるほか、ウィジェットのサイズ変更などにも対応。カメラアプリではフォーカス機能や連写速度などが向上している。日本語入力にはATOK for Androidを採用する。

 通信機能はIEEE 802.11b/g/nの無線LANと、Bluetooth 3.0。ステレオスピーカーとモノラルマイクも装備するほか、ステレオミニのヘッドフォン出力も搭載。音声出力用に、聴き取りやすい音が再生できるという「聴きとりやすさコントロール」や、コンテンツ間の音量差を自動的に調整する「Volume Equalizer」なども備えている。

 他にも、GPSや電子コンパス、加速度センサー、ジャイロセンサー、照度センサーを搭載。デジカメは本体前面に200万画素、背面に500万画素のものを搭載。外形寸法は211.3×343.8×9.9mm(縦×横×厚さ)。重量は約1kg。

付属のスタンド角度を変えた置き方ができる


(2012年 5月 14日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]