ラックスマン、3パラレル出力のプリメイン「L-507uX」

-LECUA搭載「Xシリーズ」第4弾。約45万円


L-507uX

 ラックスマンは、プリメインアンプ「Xシリーズ」の第4弾モデル「L-507uX」を8月下旬より発売する。価格は451,500円。カラーはブラスターホワイト。

 '96年発売の「L-507s/505s」以降、トランジスタ式プリメインアンプに採用されている、針式メーターを中心に配したシンメトリカルなフロントフェイスデザインを継承しつつ、電子制御アッテネーター「LECUA」や、独自の高音質帰還回路ODNFをA級化した「ODNF 3.0」などの最新要素を搭載。クラス初となるパワーアンプ部最終段の3パラレル化を実現し、「純A級プリメインアンプのフラグシップモデルL-590AXと同等の負荷対応力」としている。

 独自の帰還回路「ODNF(Only Distortion Negative Feedback)」は最新バージョンの3.0を搭載。パワーアンプは3パラレル・プッシュプル構成で、定格出力は110W×2ch(8Ω)/220W×2ch(4Ω)。入力された音声信号をスピーカー出力まで最短ルートで構成する新設計「ビーライン・コンストラクション」を採用する。プリ部、パワー部の独立した使用も可能で、セパレートスイッチを装備。

 プリ部にはプリアンプのフラグシップ「C-1000f」に採用された高音質入力セレクタICを実装。電源部には日本インター製のショットキーバリア・ダイオードを採用している。内部配線は各芯スパイラルラップ・シールドと非メッキ処理の芯線によるOFCワイヤーを使っている。高レギュレーションの電源トランスと10,000μF×4本の大容量コンデンサーを組み合わせたハイイナーシャ(高慣性)電源を採用する。

背面

 入力端子はアンバランス(RCA)×4、PHONO(MM/MC)×1、バランス(XLR)×1。録音入出力とセパレート入出力も備えている。全てのRCA端子は18mmピッチとし、大型プラグを装着したケーブルにも対応。スピーカー出力は2系統用意し、Yラグやバナナ端子に対応。ヘッドフォン出力も備える。

 SN比は105dB以上(ライン)。横幅は同社の最新SACDプレーヤーなどと揃えた440mm。消費電力は300W(スタンバイ時0.4W)。外形寸法は440×454×177mm(幅×奥行き×高さ)。重量は23.9kg。リモコンは「RA-17」で、電源ケーブル「JPA-10000」も付属する。



(2012年 7月 20日)

[AV Watch編集部 中林暁]